旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

木曽路の旅(5) … 高原の宿、開田高原「風里」と木曽駒高原「駒王」

2013-05-24 11:13:18 | 

 

 木曽路の旅の宿は、普通ならば「11宿」のどこかに泊まるものと思われるが、わが先達H氏は「木曽の空気を大いに吸ってくれ」と高原の宿を用意してくれた。

 初日は御嶽山に抱えられる開田高原。この地の最高級ホテル「風里(かざり)」の特別室と贅沢を極めた。初めての木曽、再び来れるか分からない。この贅沢を許してもらおう。
 白樺に囲まれた露天風呂などで一風呂浴びて、暮れなずむ御嶽山を眺める庭園のテラスで、まずはワインを傾ける。

    

 夕食がまた素晴らしい。6品の「付け出し」にはじまり「刺身」や「鍋もの」などが続く…。なによりも、なべ物などになると料理人が来てその場でつくってくれる。その能書きを聞きながら、酒も料理に合わせて、「七笑」純米吟醸、「中のりさん」特別純米などと代わってぃく。山菜の「天麩羅」などになって燗酒を頼むと、これも注文通り42、43度の燗にしてくれた。
 いやあ、大満足でした。

 
  

      


 二日目は、反対側の木曽駒ヶ岳高原の「駒王」という宿。これがまた民宿風の庶民的な宿で、各部屋が木曽路の宿の名前をとっている。私は「贄川」」という部屋で、先述したように木曽11宿の始まりの宿。各部屋では地元の人々が宴会を開いており、大いに寛げた。
 豊富な山菜料理と地元の「どぶろく」(一升瓶)で酒談議に花を咲かせた。
 広々とした邸内を小川が流れ、そのたもとに満開の桜が咲き誇っていた。

  
       


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