旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

こめたび(その2)--秋田の特産品

2007-08-18 14:13:13 | 時局雑感

 

  秋田って何だか地味だよねえ。そんなに売る物あるの?

 そうなんだ。おとなしくつつましい県民性なんだ。しかしそれだけに、実に味のある産物を生み出しているんだ。
 前回言ったように先ずはだ。なんといっても広大な水田地帯を抱えている。八郎潟を干拓して作り出した大潟村の農地だけでも1万2千ヘクタール近くあるといわれている。ここらあたりは僕が『旅のプラズマ』の「奥の細道の北辺」に書いてある。たまには僕の本ぐらい読めよ。

  読んでるよ。けっこう宣伝もしてるよ。

 有難う。米どころというのは同時に酒どころだ。昔から両関、爛漫、新政、高清水など有名、最近は飛良泉、天の戸、まんさくの花、由利正宗など純米酒系がどんどん出てきている。

  酒の話になると、相変わらずうるさいね。

 いや、酒だけではない。よい酒があれば美味しい食べ物が必ずある。白神産地はじめ風光に恵まれているだけに、春は山菜、秋はきのこ・・・きのこのフルコースなどたまらない。また日本海に面し海の幸に恵まれ、殆どの魚介類が獲れるが、中でも夏の岩がき、冬のはたはたは双璧だ。

  秋田名物 八森 はたはた ・・・ ってわけか

 おっと、知ってるじゃないか。はたはたはあらゆる料理法で食べるが、何と言ってもしょっつる(魚醤)、きりたんぽ鍋だ。たっぷり食べたっぷり飲んだ締めは、稲庭うどんというところだ。

  なかなか調子がいいなあ。

 ただ飲んで食べるだけが能じゃあない。秋田には竿灯西馬音内盆踊りなど、得がたい伝統文化がたくさんあるんだ。
 この「こめたび」は、これら秋田の文化を売り出したいと思っているんだ。まあ、続きをきいてくれよ。
                      

                                  


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