これで、過去20回に及ぶ海外旅行における「酒」をまとめた。その上「日本酒の現状と未来」として、自分の日本酒勉強の到達点と思いを書いたので、この本は240ページになった。分厚くて持ち運びに重い、と文句を言われている。ざっと内容をなぞると、
・ビールの国として、ベルギー、ドイツ、イギリス、チェコ、北欧の国を、
・ワインの国として、イタリア、フランス（リヨンのみ）、ドイツ、ハンガリー、オーストリア、トルコ
・蒸留酒の国として、アメリカ、コスタリカ、メキシコ、ロシア、フィンランド、オランダ
・アジアの酒として、中国、韓国、台湾、グアム（ミクロネシア）の酒を、
という具合に、かなり手広く飲み歩いた記録をたどり、それぞれ、ビール、ワイン、ウィスキー、ラム、テキーラ、ウオッカ、ジェネヴァ、紹興酒、マッコリ、チュバなどの酒について解説的なものまで加えたので （専門的な解説というより、自分のためにまとめただけだが）、それなりに長くなった。「日本酒の現状と未来」も、戦後史を概括して現在の到達点をまとめたのでそれなりのヴォリュームになった。
それでも、書き足らないことばかりだ。国でいえば、オーストラリア、スペインに触れてないし、酒でいえば沖縄の泡盛を書いてない。5回も行ったアメリカについても書き足りない。ニューヨーク、シカゴ、アクロン、ワシントン、ナイヤガラ、ロスアンゼルスなど酒の思い出は多いが触れてない。アメリカには申し訳ないような気がしている。そういえばアメリカでは、日本料理屋にいくつも出かけ「日本酒がどのように飲まれているか」を勉強したものだが…。
本にしても話にしても、短くまとまったものがいい。しかし書きたいことも話したいことも多い。難しいものだ。
でも、日本酒文化の現状と未来という意味なら、日本酒界の本醸造と古酒、味醂も含めると、スペインとポルトガルの酒精強化ワインなどが入っていないのは残念なことですね。。。
僕的には日本酒の現状や未来はその部分にあると思っています。是非、その辺りにもご興味もって頂けると嬉しいですね。
「世界の酒」といっても、表面的な旅行記に過ぎず、スペインの酒精強化ワインはまだのんでいません。すみません。日本の酒も、戦後のアル添三増酒一色だった時代をようやく脱して、純米酒を中心にして多様、多種に花咲いてきたこと自体に日本酒の未来を見ようとした、一酒徒の願いみたいなものを書いたにすぎません。
古酒については、私も今後を期待していますが、多種、多様な飲み方の一種として触れましたが、専門的にはふれてません。
とにかく、こんなに多様化した日本清酒をまず知ることから未来が開けると思っています。
本醸造は、従来の増量のためのアルコール添加から、味調整のための少量添加を、一品種として評価しますが、将来本醸造酒が主流を占めるとは思っていません。
吟醸つくりの本醸造は頑張っていますが、普通の本醸造は平成5年をピークに減少しています。
この辺をどう評価しますかねえ。
私のHPに今日から「旅のプラズマⅡ」として
リンクさせていただきました。
ありがとうございました。また、次の機会にお会いしましょう。
奥村さんのことについては、何回かブログに登場してもらっているので。
(喜寿同窓会の記事に安部さんと原田（旧姓）さんの写真がありましたのでコピーしたものです）
私のブログを宣伝してくれてありがとうございます。臼杵の人で、私のブログを読んでくれている人がいるのですかねえ？