旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

新型コロナといかに戦うか

2020-04-13 15:23:28 | 時局雑感



 国が主要6都道府県の緊急事態宣言を発して一週間が経った。急速に増え続ける患者や死者の動静に歯止めをかけることができるか? あと一週間もすればその結果が現れてくる。特に、繁華街の事業者に対する休業要請と、広く国民への外出自粛要請が柱だ。
 しかし、休業補償なき休業要請が効果あろうはずはない。事業者は生きていけないからだ。しかし政府は「休業補償はできない」の一点張りだ。全く無策だ。いったい日本には、このような緊急事態に至っても、そこに投じる金もないのだろうか? 日本はそんなに貧乏なのだろうか?
 政府に一体どれだけの備蓄があるのか私は知らない。ただ、大企業の内部留保が450兆円に達したという記録がある。また、「資産50億円以上の富裕層」の国別ランキングで、日本は世界第2位の9960人が存在するという記録もある。約一万人の人が資産50億円以上を保有しているのだ。富は偏在しているが在るには在るのだ。
 もし、企業がその内部留保の10%(45兆円)を出し、富裕層1万人が資産の10%(5億円)を出せば5兆円となるので合わせて50兆円。これは国家予算の半額でかなり使い勝手があるのではないか? それに国の備蓄を加えれば、かなりの額になるであろう。備蓄とはこのような時にこそ使うのではないか?
 これらの金はドブに捨てるわけではない。困ってる人の事業に投じるのだ。それは即座に生産、消費に当てられ、やがて企業収益や富裕層の収入、国の税収に跳ね返ってくるだろう。金とはそういうものではないのか?
 誰か、国の備蓄も含めてこれらを解明し、この国難を乗り切る良い施策を提案してくれないか、と切に望む。

       
         わが庭のハナミズキ


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