goo blog サービス終了のお知らせ 

旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

セルジュ一家来る!③ … 強行日程をこなして帰仏

2012-04-21 13:01:02 | 

 

 既に書いたように、この一家のエネルギーには驚く。我が家に着いたときは来日9日目であったので相応の疲れがたまってきていると思われたが、毎日6時前には起きて7時過ぎには出ていく。横浜みなとみらい、河口湖、茨城県笠間と日程通りこなし、最終日は、天気が良ければ先日雨であった河口湖を再訪して富士山一望にトライするという。天気予報を見ると12時前後一時的に晴れる可能性があるが全般に曇りの予報に、ついにあきらめる。
 富士山をあきらめたので少しは休憩するかと思いきや、四年前に印象に残っている「横浜中華街と浅草」を回ってくると言う。さすがに子供たちは出かけるのを嫌がっているので、「せめて中華街はやめて午前中休み、午後の浅草のみにしないか」と提案したが、聞き入れる風情もなく9時前に出て行った。夜は「首藤ファミリー最後のディナー」だからせめて18時には帰って来いと告げておいたところ、これは律儀に守って18時15分ごろ帰宅した。
 ワイフが天ぷらを揚げるとみんな喜んで食べた。セルジュと長男マチスに“歌舞伎模様のTシャツ”をプレゼントすると、さっそく着込んでポーズをとる。

   
  お土産のTシャツに大喜び


 長女ナデージと次女オードレイには、ブローチや鳩居堂の“メモ帳”、“ストラップ”などをあげると、これも喜んで、ナデージが取り出した携帯に収録してある音楽に合わせてオードレイが歌い踊ってくれた。調子づいた一家はわが書斎のコンピューターから知ってる歌を次々と引出し、11時過ぎまで歌い騒いでいた。

  
 
  私の書斎を占領したセルジュ一家

 そして翌朝は4時過ぎ起床、食事もそこそこに5時20分わが家を出発、6時34分新宿発の成田エキスプレスで空港に向かった。10時前のフライトには十分間に合ったであろう。いやあ、そのすさまじいエネルギーには脱帽するしかない。こうして世界を回れば、否応なしにグローバルな人間に育つだろう。

 嵐は去った。静かになった居間から庭を覗くと、いつの間にか満開近い“はなみずき”が白い花を誇っていた。この花は日本が米国に贈った“ポトマック河畔の桜”の見返りに日本に贈られたと聞いているので、我が国グローバル化のはしりと言えよう。

   


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。