前回、GDPをはじめとした日本の国力は、失われた30年で極端に低下したが、スポーツ界の実力は世界のトップ水準に迫りつつあるのではないかと書いた。またその一端を示す出来事が起こった。
サッカーW杯で、過去優勝経験を持つドイツ、スペインを含む予選E組で、その両国を破って、一位で決勝リーグ(16か国)に進んだのだ。
私は、ファンの方がたには申し訳ないが、ゴールした瞬間などの選手やサポーターの大騒ぎや言動が肌に合わず、サッカーがあまり好きではない。しかし4年ごとのW杯だけはゲームの質の高さに惹かれ観ている。今回も5時に目を覚まし後半戦は見た。そして、少ないチャンスを活かした果敢な攻撃力と、執拗なスペインの攻撃を守り抜いた日本の実力を実感した。
ただこの大騒ぎを見て、ドイツ戦の後のコスタリカ戦を想起し、クロアチアに負けるのではないかと危惧している。しかし、前回から書いてきたように、日本は確実に地位を上げており、今や決勝リーグはおろか、ベスト8やべスト4を狙える地位にいるのかもしれない。
とすれば、クロアチアには確実に勝利するのであるが……。
ドイツ戦に続き、スペイン戦でもゴールを挙げた堂安(毎日新聞)
三苫からのボールを押し込む田中(赤旗新聞)
勝利を呼び込んだ三つのプレイ
堂安の猛攻(対ドイツ戦)
権田の堅守(対スペイン戦)
三苫の神業