旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

アメリカは民主主議国か?…大統領選結果に思う

2020-11-18 13:39:51 | 政治経済



 米大統領選について、結果が出たら感想を書こうかと思っていた。ところがいつまでたっても結果が出ない。票数も選挙人数も確定したようだが、トランプ大統領が敗戦を認めないから、バイデン新大統領の就任準備も進まないらしい。
 聞けば、トランプ氏は敗戦を認めないどころか、自分は勝利したと主張しているらしい。最大の理由として「俺は7千2百万の票をとった。過去最大の支持票だ」ということを挙げているという。確かにトランプは7千万以上の票をとっているが、相手のバイデンは7千8百万以上を獲得してその差は6百万近くに及ぶ。獲得選挙人の数に至っては70人の差がついている。
 マスコミなどでさかんに「僅差」だと報じられているが、けっこう大差ではないのか? 少々の数え違いがあっても、6百万という数字は覆りようがないのではないのか?
 トランプはまた、「選挙に不正があった。裁判で争う」と主張している。しかも、不正の証拠は「裁判で明らかにする」として、裁判上の不利を防ぐため「今は言わない」と言ってるらしい。
 要するに選挙の結果は認め3ないというのだ。しかし、不正があるというのなら規則に基づいて数えなおしなどをやればいいのであって、そのうえで各選挙管理委員会が確定したものに従うのは民主主義の原理ではないのか?
 日本でも数えなおしなどはいくらでもあり、そのうえでの「選管確定」ですべては決着し、勝者も敗者もそれに従う。それが民主主義だ。
 選挙は民主政治の根幹である。アメリカはその根幹を欠いている国なのだろうか?


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