旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

弟、淳の死

2015-11-27 14:57:51 | 時局雑感

 

 ここ2週間ブログを書いてない。それは、弟(臼杵市在住)の死という悲しい現実に直面していたことによる。葬儀などで時間もなかったが、投稿する心の余裕もなかった。
 しかし、机上に並ぶ9年に及ぶブログの歴史を眺めていて、この冷厳な事実を書き残しておく必要もあると思った。

・昨年(2014年)の春、健康診断で肺ガンが見つかる。
 放射線治療で、このガンは退治されたと聞き喜んでいた
・今年4月初旬、母の7回忌を取り仕切り、その健在ぶりを見せた
・ところが5月中旬、再発して大分のアルメイダ病院に入院
 高校傘寿同窓会で帰省して病院に見舞うが、急激に衰えていた
・以降、入退院を繰り返す
・10月主治医の「何とか年を越すように頑張りましょう」の発言あり
・11月10~12日帰省して見舞う。私の旧友S君を加え河豚を食べる
 遺作となった「冬のブナ」に筆を入れる姿に、「年は越せる」と確信
 したのだが…

・11月18日午後5時過ぎ死亡、享年75歳。
 直接の死因は動脈瘤破裂。ステント、誤嚥などで喉周辺は痛んでいた
・11月20日通夜、21日葬儀。2日間で延500人以上の会葬を受ける

 私は男ばかり5人兄弟の長男、淳はその3弟であったが、子供のころから5人の中で一番明るく元気であった。人の命のはかなさを、これほど感じたことはなかった。


  
  最後の筆画…遺作「冬のブナ」に筆を入れる(11月11日午前9時半頃)
    
        描き終えて床に就く主を、愛猫イツクが見舞う


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