今年30回目となる「愛は地球を救う」企画。素晴らしい発想の元に始まったとは思う。段々と派手な装いになって来て本来の路線とは少しずれてんじゃない? 毎年私はそんな事を思う。特におかしいと感じるのは、無理して走る耐久マラソン。適当な所で車に乗っているくせに、辛そうなイメージ映像を時々流して良い絵を撮る。やらせもたいがいにしてくれと、陰口を言われつつも止めないよね、これ。それこそがこの番組の見せ場山場なのでしょうけれどおかしいよ。何もそこまで苦しいのなら走らんで良いですよ、と言いたくなるもの、毎度。おまけに記念すべき今大会のランナーはあろうことか66歳、愛煙家の萩本欽ちゃん。今朝の新聞にも禁煙学会のコメントとして「医学的に非常識。自ら禁煙してそのメッセージを送る事で欽ちゃんの気持ちは充分に生かせる」と出ていた。そのとうり! みっともない老体を画面いっぱいに映されてもなぁ。そんなのを見て生きる勇気をもらわねばならないほど我々は落ちぶれているのか。どうせならもっと元気に走れる人が爽やかに走ってちょうだいな。それでは当たり前過ぎてつまらないのか。けど、醜いものは出来たら見たくないよ。違っているかしら。
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