おもろかったなぁ、鶴瓶のおとうと。あれなら小難しい小百合ねえさんも許してくれはったんとちゃうのん。山田洋次監督ってどんな育ち方をしはったんやろか。相当な苦労人? 或いは真逆のお坊っちゃま? どっちにしてもその後の人生で修正しはっての今があるのんか。心のうちをしっかりと捉えているから凄い! 映画の全体を見たらそりゃかっこええ仕上がりにはなってへん。けどそれでもええんちゃう? 心の中を表せるなんて凄いことだもの。それでいて時代の旬の俳優もつこうてはるしなぁ。今回は蒼井優ちゃんと加瀬亮くん。寅さんの時のゲスト出演者のように彼らはその場に馴染んではった。これも監督の力なんやろか。気になったのは小百合ねえさんの声。若い時分からそうやったけどあの声の悪さはどないかならんのか。やっとしゃべってはるようで聞き苦しかったわぁ。彼女が舞台がでけへんの分かるわ。あれじゃ無理。本人も声出し、辛いんとちゃうのん。あれでよーやってはるわ。
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監督のメッセージを良く伝えていたと思いました。
「あの人も結婚式に参列させてあげれば。」
「お酒さえ飲まなければいい人なのだから。」
「あの人も寂しかったんでしょ。」
認知症で自分もみんなにおいてきぼりの寂しさがきっとあるのだろうと・・・。
監督のそういう人への優しい視線を感じます。
いい映画でした。感動しました。