リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2015年6月12日 映画・あん

2015-06-12 22:11:45 | Weblog
 チケットを買おうとしてたじろいだ。こんなの初めてー。観ようと思っていた時間帯の座席チケットは売り切れていて立ち見しかないと言うのだ。ええー。これってそんなにも人気商品だったの? 否否。本日がレディースデーだから、なのだと単純に思った。違うのか? しかーし、はっきり言ってその場に居合わせた女性たちの多くは60代。だったら何も今日、来なくてもよくない? 見栄を張ってんのかなんか知らんが迷惑なんだけど。いつ行ってもあなたたちはサービス価格で観られるんじゃないのか。一度は諦めようかとも思ったがいやいや、ここで観なかったら後悔すると思い直して次の回のチケットを購入。時間をつぶし、夕方の回で鑑賞。そこにも立ち見の客がかなりいた。早い時間にチケットを買っておいてよかったんだ、と変なところで安心。しかも立ち見客も決して若くはない。たぶん60代も混ざっていたと言うか殆どがそうだったかも。前置きが長くなったが内容について。河瀬監督らしい風や光の動きが綺麗に映っていて観ていて心地よかった。重いテーマを含んでいたが、美しい仕上がり。疲れた中年店長役の永瀬さんが良かった。きりんさんは相変わらずな感じだったが演技だけではなく、お疲れ感は年相応のそのままの姿なのかな。彼女を拒むオーナー役が浅田のみよちゃんだったのが笑えた。どちらも年を取ったね。きりんさんは孫娘とも共演。これは良かったのかそうでもなかったのか。案外重要な役どころだったので河瀬さんも冒険したもんだ。観終わって時間が経過した今はあの子で良かったのかもとも思う。誰がやってもそれなりには仕上がったのだろうけれどね。孫と共演するなんてきりんさんも受け身の人なんだな、とは思ったがどっちでもいいかそんな事。生きるとは、と問いかけられた久々にゆったりとした気分を味わえた作品だった。サンキュ。

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