リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2006年3月12日 マラソン

2006-03-12 18:10:52 | Weblog
 名古屋で雨降りの中、女子の国際マラソン大会が開かれた。びっしょ濡れになりつつも懸命に走る選手たち。すっごいなあ、元気だなあと、素人の感想しか浮かばない。
 初っ端から「渋井陽子」が、ガンガンとばした。捨て身のかんじのいつも通りの走り。気もちイイ、あそこまではっきりしていると。独走態勢が長く続いて見てい
るほうは、ちと飽き気味。そんな勝手なことを思っていたら、マラソン10回目、2位2度、優勝0の「弘山晴美」が、一気にスパート。 
 だだっと来て、さあーっと抜いた。これまたええ気持ち。ふたりの選手どちらに
も思い入れがない分、気楽に見ていられる。お気に入りの選手が走っていたらこうはいかない。結果はスパートに成功した、弘山の勝利。勝負に負けた渋井はゴール直後に泣き崩れ、関係者に抱えられて消えた。 
 途中、沿道で併走していた弘山のコーチ兼ダンナはなかなか、競技場に戻れず弘山選手はヤキモキ。やっと会えた時には熱く抱擁するふたり。アホらしいんだけど妙に微笑ましくもあった。以前はよくコーチ自身が、彼女より先に泣いたりしてみっともなかったけど、今日は笑顔だったしね。「よくやった。凄いよ、凄いよ」と
繰り返す彼。この夫婦の力関係は、どないになっとんねん、と突っ込みたくなる絵でもあったけれど。





  


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