analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

単体機器について・シェルリード

2018-07-11 00:14:29 | システム

以前はシェルリードに凝った。知ってるものはほぼ試したが、アクロリンクのLWR-8Nの出会ってからそれも終わった。試聴は余り記憶にない。要は気分的な物なんだ。ゾノの8Nも使ったがメインには成らなかった。フルテックのLa-Sourceというのも有ったが、必要なくなった。

構造がひどい。コネクタのピンは鳥の嘴のようで先端でしか接触してない。ワイヤとの接触はねじで、一回すっこぬけた。でも材質が良い。ほんとはロジウムメッキのコネクタが良かったが、金メッキしか無かった。ワイヤは8N。アクロテックの物なので本物と思う。もう音なんてどうでもよい。これを使ってる、ということに意味が有る。

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単体機器について・昇圧トランス

2018-07-10 00:35:29 | システム

次は昇圧トランスのSTAGE202とMC1000。

STAGE202はEMINENT専用という事でこれしか思い浮かばない。これも特徴のない音でどちらかというと薄い音。それでも上下充分に伸びておりEMINENTとはマッチングが良い。薄い音というのはこのペアでの音を指す。一時期変な鳴り方もしたがそれはインピーダンスのマッチングの問題だったと思う。

MC1000は逆に濃いめの音。SYNERGYとの組み合わせとも相まって実にそれらしい音を出す。このトランスはDL103FLを買ったとき、マラツンに傾倒していたころ購入した。その頃は相性など特に考えも無く買ってしまったが。今思えば「よくぞ購入した」だ。国産の昇圧トランスにしては桁一個違うくらいの物だったが、中古で安く手に入った。中高音に音色が乗るという評価が有る。以前は時々「これかな?」と思うギリっとしたとこも有ったが、今は感じられなくなった。

 

 

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単体機器について・カートリジ

2018-07-09 00:08:54 | システム

システムが完成したので、各機器について書いてみる。完成と言っても私個人での話であって。もしかしたら不具合が有るのかもしれない。

まずカートリッジ。ここではエース機のEMINENTとSYNERGYについてである。

EMINENTについてからだが、この機種は今やディスコンで手に入らない。マイソニックでも一番安い機種になってしまった。それでも私には勿体無いくらいのモデルだ。この機種は全体に薄い鳴り方である。音像は浮き上がる方ではなく、音場で聴かせるタイプだと思う。フォノイコは真空管、トランジスタとも合わせてみたが、その傾向は変わらない。それがこの機種の特長なのか、他は特長らしい表現があまりないと思う。CDの音に近く、アナログらしいコクは少ない。それでもCDには無い実在感が有る。CDは幻想的かもしれない。DL103FLなどを鳴らし、良い音が出るとこれで充分でないか、と思うが、その後EMINENTを鳴らすとやはり格の違いを思い知らされる。他にも気になる機種は有るが、低インピーダンス、高出力という事でこれを超えるのは他メーカーでは無いと思う。なんとも特徴のない音だが、リファレンスカートリッジ、だと思う。

 

もう一つSYNERGYだが、EMINENTの低インピーダンス、高出力に対抗できるのはこれ、という事で入手した。こちらは少々濃いめの音だ。末広がりなバランスで、楽器をそれらしく鳴らす。最近知ったのが、コイルはただのOFC。これを高純度にしなかったのか?と思ったが、エスピーユーの特色を出すため敢えて選んだようだ。弦を鳴らすと心地よい。

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EL34PPmono 調整その14

2018-07-08 00:49:44 | MfD‐4 (Mullard)

CDと比較してみた

なんというか、最近CDの音が良い。声は良く言えばクリスタル、意地悪に言うと二次元。でもCDでこの肉厚が出れば鑑賞に堪える。横のの広がりも良い。今まで聴こえなかった音が聴こえる。これはOPTの所為なのか、はたまたムラード型の位相反転だからか、パーツの所為か。まあ、これら全部の重なり合いだろう。試しにLPを掛けた。こちらは中音が来る。ちょっとうるさいかも。CDは音場で来た。この辺の違い。でももしかしたら単に音量の違いかもしれない。LPも音量を上げると結構音場の迫力が出る。ああ、そうか。故上杉さんがプリの入力に一個一個VRを付けてたのは、音量によって音質の良し悪しを言われたくなかったからなんだ。でもそこを踏まえて私は入力にVRを付けない。可変抵抗器による音質劣化もしくは色付けを沢山経験してきた。

パワーアンプによってCDまでグレードアップだ。

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EL34PPmono 調整その13

2018-07-07 00:23:15 | MfD‐4 (Mullard)

OPTをRX-40-5からFM-45P-5kに戻したとき、実は少しトラブった。電源を入れると数秒後ブーンとうなってしまう。最初は入力のピンコードを繋ぎ忘れたのでそれか?と思ったがそれでは無かった。いや、そんなことは有ってはいけないのだが。次に疑ったのは各配線。配線を切りたくなかったのでそのまま使っているが、それでは長すぎなので電源スイッチの横を這わしてた。

交流の影響を受けたハム?と思ったがこれでもなかった。

」そりゃそうだ、前はトランスの横を這わせてたんだから。そうだ、発振かも。ネットで調べた。「一次側の配線をプッシュとプル側で間違うと発振する。」これか。そういえば以前もそんなことあったかも。しかし二次側は一次側から見て逆相になっても関係ないじゃん。と思ったら二次側はアースを取っており、一次側はNFBが有る。正相、逆相が有ることをなんとなく認識した。調べると、FM-45P-5kはP2が巻初めになっていた。今までは運よく逆に繋げてて、今回は運悪く逆に繋いでしまったんだ。

やっと音出し。とりあえずOK。

良かった。

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EL34PPmono 調整その12

2018-07-06 00:36:32 | MfD‐4 (Mullard)

トランスを入れ替えた。ソフトンRX-40-5だ。これで力感が出ればトランスの違い。しかし結果はあまり変わらなかった。カソードパスコンを追加したら余計低音が無くなって力感が無くなったように感じた。よって即刻外した。そうなると違いはパーツと電源回路だ。monoタイプは整流管、stereoタイプはダイオード。出てくる直流は周波数に関係ないはず。そうなると何が違うのかな?低音が出ないのはTAP-2タイプ低周波交流に影響する直流?いやいや考えすぎだ。何だろう?後は、コンデンサインプットではなくチョークインプット?そいや、整流管5U4GBの直近のコンデンサ容量は規定してなかったっけ?今は100μF付いてるんだよな。それでもうちでは整流管の寿命が電圧増幅段、出力段より寿命が長いんだよな。

今の印象

RX-40-5では全体に少しだけ力感が有る。しかし全体がなんかのっぺりした感じに鳴る。まあ、まとまりが良いのは有る。これでメインアンプを作りたいが、価格的に許せない。

FM-45P-5kは若干力感が落ちるが、各音の解像感が凄い。音が浮き上がる。しかしカラフルな音色で良いが、反面この色合ってるか?なんか作り物っぽくねえか?少し気になる。低音も若干弱い。でもやっぱりこちらがメインシステムになるんだよな。

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機器を整理した。

2018-07-05 00:12:15 | スピーカー

引っ越しの為、ボーズ301V(W)とオンキョーD-200Ⅱを処分した。

301VはAV用に使って見たかったので購入したが、あまり使いこなせなかった。

レンタルショップで鳴ってた迫力はとうとう出なかった。いや、ヤマハのアンプでは出てたのかな?とにかく全体に紙の音がまとわりつく。クラシックは良いのだがそれ以外はどうも抜けの悪さが耳につく。聴いてるときは良いのだが、聴き終わった後味がイマイチだった。音場型のスピーカーなので私には合うはずだったが、像が浮き上がらない。ツイーターが前後ろに付くスピーカー、前後ろでなくても複数ユニットが有るスピーカーはダメだ。合わない。多分古いオンキョーのSCEPTER10も合わないのだろうと思う。唯一マツキントッシュのXRT-22は不自然さが無かった。しかし欲しいとは思わなかった。どうも高域の伸びが足りない感じだ。もうホームシアターをやることも無いだろうから、手放すことにした。リアのちっちゃいスピーカーも一緒に置いて来ればよかったが、持ってくの忘れた。

オンキョーのD-200Ⅱは、いいスピーカーだったが、全体のバランスを取るためになんかそぎ落としてる部分が有るような気がしてもうもダメだった。そりゃアンプを奢ればいい音を出したが、なにか釈然としないものが残った。大きさ、編成からどうしてもロジャースのLS3/5aと比較してしまい気の毒な面も有ったが、結局そんな程度だったのだろう。一度聴いてみたいというのが有ったので気は済んだかな。まあ、ヤマハのNS-1クラシック、ソニーのSS-A5a、ダイヤトーンDS-500辺りをこのD-200Ⅱの流れで聴いてみたい。

 

もう一つ、テクニクスSU-V7A、二台。これは普通のアンプで特に可もなく不可もなかった。繊細感は有ったが繊細ではなかった。SU-3500と通ずる感じもある。しかしこれがBTLとなると痛烈な音になる。MAIN IN端子を使ってだが、プリは通さなかったがボリュームは通ってたにも拘らず。

 

 

 

ちょっと良い昼飯代になれば良いくらいに思ってたが、結構な金額で取ってくれた。驚いたのと同時にこのショップグループが心配になった。こんなんで経営していけるのか?と。申し訳ないと思ったが、もしかしたら某オクと同じで中国人が買いあさってるのかもしれないので売れるのかな?とも思う。そう考えることにした。

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EL34PPmono 調整その11

2018-07-04 00:57:20 | MfD‐4 (Mullard)

はOPTをFM-45P-5kからRX-40-5に交換したが、あまり音の差が無かった。monoタイプとstereoタイプは電源回路が整流管による両波整流とダイオードによる両波倍電圧整流と違うが、増幅回路が同じで音質差があったのでOPTの差か?と思ったが、違うらしい。あの差は6Ωのスピーカーに対しOPTの端子を6Ωにするか8Ωにするかの違いのようでパーツの違いのようなモノではないと思っていた。OPTの違いによって出力段の動作点が変わった?位に思ってた。まあ、動作点が変わった音質が分かるわけではないので検証してみたいと思っている

ここでちょっと思い付いた。何気に昇圧トランス無しでDL103FLを掛けてみた。音量は充分じゃん。昇圧トランスいらなくね?昇圧トランスを使わずフォノイコにダイレクト接続したが、なんか力感が無いようなのでトランスを噛ます。

OPTの交換をしていて気が付いた。

EL34PPmonoタイプには出力段にカソードパスコン無し。

EL34PPstereoタイプには有り、だった。・・・なんて?付け忘れだ。

そこで出力段にカソードパスコンを追加してみた。手持ちの関係で50V220μを二個づつ。これでは交流的にフィードバックが掛からないからゲインが上がるらしい。早速音出し。なんか左の中音がきついな。なんでだ?ああ、右のコンデンサは今まで使ってた物。これはstereoタイプから外したものだ。左は新品だった。しかも少し音に力が無い。

少し鳴らそう。

最近思うことが一つ。インピーダンスというのは機器で各々完結するのではなく、システムトータルで合わせるのではないか。カートリッジと昇圧トランスのマッチングがずれると最終のパワーアンプとスピーカーのマッチングもずれてしまうのではないか、という事。これって逆に言うとOPTとスピーカーのインピーダンスマッチングがズレてても他でずれてたら一部あうのではないか。

OPTを8Ωで使ってた時はMMカートリッジの方が良かった。MCより元気が有った。しかし低音は少しだけしかよくならなかったと思う。スピーカーとOPTのマッチングは少し改善だがまだもう少し、という感じだったと思う。

それがOPTとスピーカーのマッチングが取れたときはMCカートリッジの方がエネルギッシュになったと思う。ここでいうエネルギッシュは迫力があるという事ではなく、以前よりスピーカーから出てくる音が増えた(音量が上がったとは少し違う)感じだ。対してMMはひ弱になった。

気の遠くなる話だ。

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EL34PPmono 調整その10

2018-07-03 00:01:43 | MfD‐4 (Mullard)

EL34PPmonoタイプよりstereoタイプの方がDS-3000をグリップしている感じがある件、出力トランスかと思う。今付けてるのはファインメットのノグチFM-45P-5kだが、ソフトンのRX-40-5にしたらどうか。まず、SGタップが同じか調べた。

 

      RX-40-5     FM-45P-5k
               
出力     40W/40Hz   45W/50Hz 
一次インピーダンス   5kΩ     5kΩ  
二次インピーダンス        
UL端子     50%     50%  
周波数特性   6~65kHz     5~40kHz  
一次インダクタンス 最大   640H     430H  
一次インダクタンス 最小   290H        
一次許容DC電流   210mA(二本分)   370mA  
一次許容不平衡DC電流 5mA(2.5mA以内を推奨) 10mA  
一次巻き線抵抗         P1-B 56Ω
二次巻き線抵抗         COM-16Ω 0.16dB
電力損失     0.33dB     0.16dB  
重量     1.5kg        

 

SGタップは同じ50%だった。そしてインダクタンスが違ってた。RX-40-5の一次インダクタンスは最大640H、対してFM-45P-5kのは最大430H。一次インダクタンスが大きい方が低域特性が良いというのを聞いたことがある。ことがある。これか?

 

EL34PPmonoタイプのOPTをFM-45P-5kからRX-40-5に交換してみた。

LchはNFBの配線を忘れたが、そのままにして有り無しで変わるか試してみた。

一聴、力感はそんなに変わらなかった。ただ、低音のボリュームは少し増えた。流石にLchの方が音が大きく、高音がチャキチャキしてる。歪み?そこまでは行ってないように感じる。まだ本領発揮してないと思うが、抜けはFM-45P-5kの方が有り、こちらは音色が単調かもしれない。まあ、もう少し鳴らしてから判断しよう。

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EL34PPmono 調整その9

2018-07-02 00:09:26 | MfD‐4 (Mullard)

聴き終わってだが、どうもイメージ的にmonoタイプよりstereoタイプの方がDS-3000をグリップしてるように思う。

ちょっと考えた。いま、某HPでアンプは動作点を合わせることが肝心、みたいなことを言っている。動作点、どこが良いのか?

ちょっと気になっているのがmonoタイプの電源トランスが、電流容量200mAとなっている。出力管カソードの電流はプッシュ、プルとも0.1~0.11Aだったので、ぎりぎりかちょっとオーバーだ。そこでちょっと考えた。カソード抵抗を調整して動作点を変えられるのか?じゃあカソード抵抗って普通はどのくらいなの?

 

真空管アンプ設計自由自在より、6CA7三結PPでカソード抵抗220Ω、プレート電圧400V

TAP-2タイプ(PP stereo,UL)でカソード抵抗250Ω、プレート電圧435V

TAP-2タイプ(PP mono,UL)でカソード抵抗500Ω×2、プレート電圧401V

ValvesWorldより6CA7三結PPでカソード抵抗250Ω、プレート電圧435V

ラジ技のBW-5k-PPアンプより、6CA7PPでカソード抵抗600Ω×2、プレート電圧400V?

 

これらを見ると、220~300Ωとそんなに問題無いと思われる。まあ、もう少し詰められるのかもしれないが。

 

もう一つ疑問がある。ULの回路をネットで探していて、カソード抵抗が10Ωとかいうのが有る。これはどういうことなのか?ULの回路ってネットにないんだよな。後で検証してみるつもり。

 

6CA7には三種類の増幅方法が有ると思われる。

もう一度真空管設計自由自在を見た。

PP AB1級 (35W)

PP B級 (50Wこの時プレート電流120mA、高電圧で100W)

PP 三結AB1級、(A級も有る) (16.5W)これは那須氏のアンプによく合っている。

この一番目のPP AB1級 というのが出力よりULだと思われる。電流は95mAでまあ、TAP-2タイプと近いのだが、カソード抵抗130Ω、負荷抵抗3.4kΩがちと合わない。

でもこの辺は、TAP-2タイプを結構忠実に再現してるので、上杉さんの考えを尊重し動作点は合ってると考える。

 

そうなるとあと気になるのはOPT。ソフトンのRX-40-5とノグチのFM-45P-5kの違いだ。RX-40-5のSGタップが何%かとインダクタンスかもしれない。たしかインダクタンスを大きく取れれば低域増強、なんて聞いたかもしれない。ファインメットはその辺苦手なのか?

 

そもそもこの考えに至ったのは、OPT6Ωで低音出るんなら、三結の方がいいんじゃね?と思ったからだ。

 

この辺も含めてもう少し検討してみよう。

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カートリッジを換えてみた その4

2018-07-01 00:37:23 | カートリッジ

EMINENTが勿体ないので代わりにDL103FLをSME312に取り付けようとしたら、シェルリードがカートリッジ側とアーム側でぶつかってしまい取り付かなかった

もし取付けるにはシェルリードのチップを改造しないとならない。諦めてTD-521のシステムのに取り付けることにした。

シェルはセイシンの物だ。そのままではカートリッジの全高が低いため、シェルの腹を擦ってしまう。そういえばDL103用のセイシンのスペーサーが有ったはず。取付けOK。早速鳴らす。

この響きは良い。もしかしたら回転シェルより響いている。回転シェルで響きを殺してしまっていたのかなんて考える。音離れも良く、音がしっかりした。無機質でそっけないと思ってたが、ほのかに芳しく鳴る。デンオンのカートリッジがだんだん良くなっていく。

やはり今までの評価は間違っていたのか?と思う。でも固定シェルにして、針摩耗のビビりみたいなものは若干出てるのでこの辺の評価は間違って無さそうだ。

いずれにしてもいま、TD-521のシステムが絶好調。

何故か?今まで何度もアーム関係の調整はやってきた。この音はアンプの音の違いではない。何というか、決まった感じがする。一個考えられるのは、以前サブプラッタを外そうとして失敗したことが有った。シャフトが持ち上がったとき軸受のシリンダが真空になりシャフトを引っ張り、思わずサブプラッタを放してしまった。「がちん」と音がして元に戻ったが、後に垂直軸受を見たら内側からサブプラッタのシャフトに押されて膨らんでいた。もしかしたらそこの変形が馴染んで今いい状態に戻ったのか?なんて思う。まあ、これぐらいしか思い浮かばず、他が原因かもしれない。

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