実はOPTをFM-45P-5kからRX-40-5に交換したが、あまり音の差が無かった。monoタイプとstereoタイプは電源回路が整流管による両波整流とダイオードによる両波倍電圧整流と違うが、増幅回路が同じで音質差があったのでOPTの差か?と思ったが、違うらしい。あの差は6Ωのスピーカーに対しOPTの端子を6Ωにするか8Ωにするかの違いのようでパーツの違いのようなモノではないと思っていた。OPTの違いによって出力段の動作点が変わった?位に思ってた。まあ、動作点が変わった音質が分かるわけではないので検証してみたいと思っている
ここでちょっと思い付いた。何気に昇圧トランス無しでDL103FLを掛けてみた。音量は充分じゃん。昇圧トランスいらなくね?昇圧トランスを使わずフォノイコにダイレクト接続したが、なんか力感が無いようなのでトランスを噛ます。
OPTの交換をしていて気が付いた。
EL34PPmonoタイプには出力段にカソードパスコン無し。
EL34PPstereoタイプには有り、だった。・・・なんて?付け忘れだ。
そこで出力段にカソードパスコンを追加してみた。手持ちの関係で50V220μを二個づつ。これでは交流的にフィードバックが掛からないからゲインが上がるらしい。早速音出し。なんか左の中音がきついな。なんでだ?ああ、右のコンデンサは今まで使ってた物。これはstereoタイプから外したものだ。左は新品だった。しかも少し音に力が無い。
少し鳴らそう。
最近思うことが一つ。インピーダンスというのは機器で各々完結するのではなく、システムトータルで合わせるのではないか。カートリッジと昇圧トランスのマッチングがずれると最終のパワーアンプとスピーカーのマッチングもずれてしまうのではないか、という事。これって逆に言うとOPTとスピーカーのインピーダンスマッチングがズレてても他でずれてたら一部あうのではないか。
OPTを8Ωで使ってた時はMMカートリッジの方が良かった。MCより元気が有った。しかし低音は少しだけしかよくならなかったと思う。スピーカーとOPTのマッチングは少し改善だがまだもう少し、という感じだったと思う。
それがOPTとスピーカーのマッチングが取れたときはMCカートリッジの方がエネルギッシュになったと思う。ここでいうエネルギッシュは迫力があるという事ではなく、以前よりスピーカーから出てくる音が増えた(音量が上がったとは少し違う)感じだ。対してMMはひ弱になった。
気の遠くなる話だ。
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