analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
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単体機器について・カートリジ

2018-07-09 00:08:54 | システム

システムが完成したので、各機器について書いてみる。完成と言っても私個人での話であって。もしかしたら不具合が有るのかもしれない。

まずカートリッジ。ここではエース機のEMINENTとSYNERGYについてである。

EMINENTについてからだが、この機種は今やディスコンで手に入らない。マイソニックでも一番安い機種になってしまった。それでも私には勿体無いくらいのモデルだ。この機種は全体に薄い鳴り方である。音像は浮き上がる方ではなく、音場で聴かせるタイプだと思う。フォノイコは真空管、トランジスタとも合わせてみたが、その傾向は変わらない。それがこの機種の特長なのか、他は特長らしい表現があまりないと思う。CDの音に近く、アナログらしいコクは少ない。それでもCDには無い実在感が有る。CDは幻想的かもしれない。DL103FLなどを鳴らし、良い音が出るとこれで充分でないか、と思うが、その後EMINENTを鳴らすとやはり格の違いを思い知らされる。他にも気になる機種は有るが、低インピーダンス、高出力という事でこれを超えるのは他メーカーでは無いと思う。なんとも特徴のない音だが、リファレンスカートリッジ、だと思う。

 

もう一つSYNERGYだが、EMINENTの低インピーダンス、高出力に対抗できるのはこれ、という事で入手した。こちらは少々濃いめの音だ。末広がりなバランスで、楽器をそれらしく鳴らす。最近知ったのが、コイルはただのOFC。これを高純度にしなかったのか?と思ったが、エスピーユーの特色を出すため敢えて選んだようだ。弦を鳴らすと心地よい。

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