analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ライントランス購入 (importance)

2020-06-23 00:04:38 | PhfD‐3.2

前から気になってたライントランスを入手した。

 

ハシモト HL‐20k‐6。

こいつはLCRフォノイコの元設計になったものに使われてたもの。

変圧比1:0.18と有る。あれ?NP-126は1:0.245と違うな。

ま、いいか。

 

うちには他に

タムラA‐8713、TD-2、TF-3

アイエスオーNP-126

ヤフオク5k-600

不明600Ω:600Ω

などが有る。

 

 

前から気になってたが、なかなか踏ん切りがつかなかった。

今回セールという事で、思いのほか安く手に入った。

(消費税、やめてほしい)

今回LCRフォノイコのRIAAカーブグラフにIECカーブを重ねてみて全然低域が足りない事を思い知った。っと言っても20Hz以下なので聴感は余り変わらない。しかしグラフを見てしまった以上放ってはおけない。

最近は聴感と測定値が納得しないとばらしてしまう。どちらか一方では満足しない。

早速開梱した。

 

 

 

本当はトランス単体で測定しようと思ってたのだが、一次側シングルで使うときの測定法には電流計とコイルと電池をシリーズで繋ぐようになっている。

のでやめた。

ケースは真っ黒ではない、深ーい緑?嫌いじゃない。

詳細を眺めてみると、組付け精度が結構良くない。チャイ製?

取り付けに掛かるのだが、ねじ穴が合わない。新たに掘った。

結構スンナリ付いた。

RIAAカーブを作ってみたら、思ったより20Hz以下は上昇しないようだ。

下グラフ赤線。青線はヤフオクフォノとあんまり変わらない。

赤線15Hz以下は下を向いていてちょっと不満だが、音は問題ないと思われる。全体を眺めると上出来ではないか。

この辺はもしかしたらトランスのインピーダンスがズレているのかもしれないと思った。後で測ってみよう。

 

 

早速音出し。テストにEMINENTは勿体ないが仕方ない。

最初の一音、端正。カラーの水墨画?以前聴いたシェルターのカートリッジの音を思い出した。

二時間ほど経ち少し慣れたかな。個性が無くなった。と言ってもつまらないではなく、ちゃんと鳴っている。

ああ、もっとふやけた感じかと想像してたが、至ってまともだ。これはこれから使うのに候補になる。

段間トランスをHL‐20k‐6に交換して鳴らしてみた。

高低域のバランスは高域が勝っているが、他のフォノイコと変わりないので良いのかなと思う。

低域(ドラム)が強調されてるLPを掛けてみた。

3曲目「INDIANA」出だしのドラムソロが心地よい。

少し古いが満足な音が出た。しかも崩れたり破綻が無い。

いやぁ~いいわ。

 

トランスの音は・・・。

このトランス、特徴少ない。

どっちかっていうと冷ややかで私好み。

少しノイズリダクションを掛けたような詰まった感じがするが、特に気にするほどでもない。

タムラのようにふわーっと浮き上がる感じの対極、って感じ。

いやあ、さすが山水のトランスって感じ。

もっとふやけた個性の強いトランスという、勝手なイメージを持っていたが、サンスイのアンプの音が納得できそう。

聴けて良かった。満足。

 

20200609

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