analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ラインアンプの低域を伸ばす方法(7)NFB7.2dB

2020-05-29 18:05:33 | LfD-1

もう一声調整する。

抵抗を10kΩ(NFB4dB弱)、15kΩ(NFB2dB弱)を試した。 聴いた感じは前者は低域がもう少し欲しい。 後者は低域が出てきてその下の低域が少し寂しい。

この間でもう少し調整をやってみる。

10kΩと33kΩパラで7.7kΩ位になる。交換してみた。

 

NFB量7.2dB、出力インピーダンス372Ωとなった。 これで

F特を測定。下グラフの赤い線。思ったより低域が悪いな。

これで聴いて見よう。音出しをしてみた。

超低音は良いのだが、低音が寂しくなった。

 

20200512

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5687 DATA

2020-05-29 13:00:09 | 真空管

 

 

Ep (Vdc):250

Eg(Vdc):-12.5

Ip(mAdc):12

rp(≒kΩ):3

gm(m℧):5.4

μ:16

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アンプ自作でスピーカーを思う

2020-05-29 12:02:05 | システム

三極管シングルアンプはどうも・・・。

と言うわけで私が作るアンプは多極管PPになる。でもなんで?

使ってるスピーカーがDS‐3000だからである。

国産機がバカにされた時期にできた機種である。

なら、鳴らしてやろう。偏屈根性。

日本人なら日本のスピーカーが合うはず。

 

・・・タイトルなんだっけ?

こうやって初期の目標を見失う。だから文章が纏まらない。

 

スピーカーだ。

なんでこのスピーカー使ってるんだろう?

高校の先生に「プロ用スピーカーはいい」と聞かされた。いわば憧憬のようなものか。

なんで雑誌のリファレンスに放送局用のスピーカーを入れないのか?

そこまでしなくても良いものはある。

評論家にそんなスピーカーを持つ人は少ない。

 

サウンドトップス誌(廃刊)でリファレンスにDS‐3000を使ってた。よく読んでた雑誌なので、リファレンススピーカーにあこがれた。

当時3ウェイ全盛期に4ウェイ。私はその当時他と少し違うものを好んでた。ユニットが一個多いので高性能。何とも短絡的な考え。今ならそのまとめが大変な故、こんなスピーカー選ばない。

中古ショップで見つけたとき、ほぼ買う、とその場で決めていた。音なんて聴かずに直感で。

 

・・・もう30年になろうかとしている。

 

他のスピーカーを聴いたことが無い訳ではない。海外の高級機も聞いたが、DS‐3000と入れ替えて満足するか?と考えたとき、不要と答えが出る。

 

スピーカー以外あれこれ変えてきた。

このスピーカーを鳴らしきるために。そういう人生もあってもいいのではないか。

今では自分なりに満足している。

「そのスピーカーならあのアンプが良いと思われる」なんて声も聞こえてきそうだ。

分からないでもないが、私の求める音はこれなんだ。

いやいや、頑固になったものだ。

愛着もあるし。

 

というわけで、その人が持つスピーカー、聴き方:どんな音楽を掛けるか。それによって使うアンプが決まってくる。

DS‐3000にシングルアンプは力不足。

中音の透明感は落ちるが、多極管PP。

え、三極管PP?それはこれからの目標とさせていただこう。

いくら三極管シングルが良いと言っても使ってるスピーカーに合わなければ評価はそれなりになる。

種類は少ないが、あてがったアンプから導き出した答えがこれ。

いやあ、我ながら良い音なんだな。

でも実は音ではなく電気的なマッチングの良さを聴いてるんだが。

 

 

 

 

 

20200507

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ラインアンプの低域を伸ばす方法(6)NFB再挑戦

2020-05-29 06:02:01 | LfD-1

今回まで行ったラインアンプの低域対策を挙げてみる

① 組み上げた最初はNFBの配線を間違えたので NFB 0dBで聴いて見た。最初なんで特に印象が無い。

② その後NFBを掛ける。NFB抵抗 Rf 3.9kΩ、補正 200pFにてNFB 5.8dB。出力インピーダンスZoが252Ω。

③ 次にRfを10kΩにした。補正は200pのまま。これでNFB 2.8dB。Zo 420Ω。まあ、いい感じかも。でもだんだん低音がもう少し欲しくなる。

④ そしてOPTをNP‐126からTSMに入れ替える。トランスの一次インピーダンスを10kΩから5kに下げることによって出力インピーダンスが少し上がらないかな?と目論んだ。NFBは2.8dBのままなのだが、出力インピーダンスは576Ωとさほど上がらなかった。

⑤ 続いてカップリングコンデンサーを0.047μFから0.1μFにしてみたが、音もF特も変わらなかった。

⑥ ここで初段12AU7のカソードパスコンを取り付けてみた。ゲインが少し上がってNFB量が少し増えたようだ、聴いて見ると低音がほんの少し増えたようだ。 この辺が限界かなと思った。

⑦ 後は試しに5687の方のパスコンを外し、出力インピーダンスを見ながらNFBを増やそうと思ったが、出力インピーダンスはほとんど変わらなかった。音は良くなったが、低音は変わらなかった。

⑧ 5687のカソードパスコンを取り付け、NFBの量を少し増やそうと思いRfを10kΩから15kΩに増やした。ここで発信してしまい、NFB抵抗をはずし、5687のカソードパスコンをそのまま残した。発信は修まり音は大まかに言って変わらないのだが、F特が悪くなってしまった。

試しにカップリングコンデンサーを0,2μFにしてみた。F特の低域が全く変わらなかったので外してしまった。

下グラフ低域の一番悪い緑線。

 

 

 

ここでやっと現実に戻る。気を取り直してRfを30kΩ×2から、100kΩ+180kΩパラ≒ 15kΩ に変更した。出力インピーダンスを600Ωに近付けたらどうなるか?これを前から試してみたかった。補正も100pF二本パラだったのを一本外して100pFにした。NFBは2dB程になる。これで通常の少し大きめの音を出すと結構良いんだなー。でも爆音に近付けると低音の無い・痩せた感じになる。 もう私の知る限りの手は打った。これだけやってもF特が変わらないので、OPTの問題かな?とも思う。

残るは仕方ない、NFBを増やそう。 手持ちの抵抗が無いので5.6kΩにした。これでNFB量は7.8dB程になった。 測定してみたら低い方が上がり、カーブが自然になった。

下図赤い線。

これで試聴する。

最初はアニメのサントラなんぞでアンプを暖める。普通の音量では低音はあまり変わらない。中高音は裏の方の楽器が聴こえ始めた。ただ、少し押さえつけられた気もしないではないが、先入観なしに聴くとこれはこれで良いのかもしれない。

春の祭典を爆音で聴いた。

低音が出た。これだ。少し中音に被ってる気もしないではないが、聴感上はほぼフラット。その下の低い方は聴こえない。多分出てるのだろうが前ほど気にならない。

そして音色が濃くなった気がする。マッチングが良くなった?これの前は、インプットトランス付きのパワーアンプをOPT無しのプリアンプで鳴らしたようであった。広がりが強調され、全体に薄くなったような音。ただし今回は低音が強い。

いやあ、久しぶりに手に汗握るような音を聴いた。近所に文句言われないか?ウーファー大丈夫か?アンプ気絶しないか?そんなハラハラもあったが、何年ぶりだろう。

 

いま、NFBは7.8dB程だ。抵抗を5.6kΩから10kΩ程かもう少し小さいモノにして・・・8kΩで多分NFB 6dB程か?にすればいいのではないか?

ミューラード型でNFBを外した時に出た音とは少し性格が違う。あのときは各楽器が好き放題鳴ってた。今回の春祭は統制が取れてる。

 

このシャイーという指揮者、すんごい潔癖な人みたい。一分の隙も無い。こういう機械的?な演奏でも快感は得られるんだ。

 

やっと先が見えてきたかも?

 

 

 

 

 

 

20200511

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釣行27

2020-05-29 03:00:49 | 釣り

今日は餌の食わせにサツマイモの煮た物にした。寄せ・食わせとも植物性にした。

もう一つは一本針で、サツマイモを鯉無双で包んだ。

釣れるぞ は動物性で、においが独特。イソメをイメージさせる。

ちょいちょい細かい当たりが有る。これは期待できる?

また、六時ころ、当たりが有った。そしてラインが弛んだ。

手前に来るなんておかしい。上げてみると30cm弱のウグイだった。

ちゃんと口に掛かってる。この魚、サツマイモ食うんだ。

 

がっくり来た。

 

 

ちょんちょんくる辺りはウグイだ。今までの当たりはマボロシか?

いやいや、以前は確かに鯉のはず。根掛かりを引き戻したり、竿を倒す力は鯉だと思う。

あのときは・・・動物性の餌?

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フィルムコンを解体してみた。

2020-05-29 00:05:14 | パーツ

先日ダメにしてしまったフィルムコンを解体してみた。

黄色い外装テープをはがし、両サイドのリード端子を固めている樹脂を外す。フィルムをはがしてみると、透明フィルムの両面にアルミ箔を張り付け巻く。巻き始めは前と後ろのアルミ箔をずらしている。0.1μFで2m位の長さ。箔、フィルムの作りはすごい安定。こんな薄い均一なものとは凄い。

ASCのコンデンサが良いと言われるのは、巻き方がきっちりだから、とか言う。というので一回見てみたかった。ASCでないので意味ないが。

今回見て思った。音質に影響あるのはアルミ箔の品質ではないかと思うのだが。。

 

 

 

 

 

 

20200506

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超低域について。

2020-05-29 00:02:06 | その他

ここで私がいう超低域とは多分30Hzくらいであって、音ではなく地響きの様な、部屋を揺るがす低音。実際のホールとかでは聞かれなく、大型車が市道を走って出る響きや、映画などで聞かれる地鳴りのようなものとして考える。

実際測ったものではなく、システムの聴感のイメージをF特にしてみたものが下図。

 

DS‐3000の周波数帯域は25Hz~40kHz。

タノンイさんの有名なスピーカーは50Hz~20kHz±4dB(K3808)。

これだけ見れば低域が正確なのはDS-3000だ。だから音が良いとは言うつもりはない。

私は「ずん」という地響きのような音が出ないと満足できない。此れには50Hz以下が伸びてほしい。

出るものは出さなければいけない。

(中音に被る)不要な低域をカットして・・・いいのか?

中音のために低域を切る。やはり出るものは出さないと。

タノインの「署名」スピーカーで火の鳥を掛けてもらったことが有る。

低域が無い。空振った。幽霊のような音だった。

これでは火の鳥ではない。これ聴いてどうなの?私は詰まらない。

 

以前は中域「声」を大事にするあまり低音は無い方が良かった。最悪ウーファー―外してミッド・ハイのユニットだけで鳴らしても良いかと思うときもあった。アンプの設計を始めてからそりゃ遺憾と思うようになった。

 

今の私のシステムではトランスを使ってる時点で帯域が制限されてるのだが、それでも満足に鳴る。そりゃもう少し伸びてれば良し、だが。

それ以上に低音が無い「署名」。

そういえば、ウェストミンスターもそうだった。

アンプ設計で、不要な帯域をカット、それでいいのか?それってエンジニアのすることか?

今の私では「まともな」アンプさえ作れないのに「音」を作っていいのか?

 

いま、鳴らしているのだが、低音が弱くてその下の超低音がズン、と響く。おしい。

もしかしてウーファーの位相反対でないか?

逆にしてみたら、低音が全くなくなった。戻した。

 

 

 

 

 

 

20200507

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