analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

アンプ自作でスピーカーを思う

2020-05-29 12:02:05 | システム

三極管シングルアンプはどうも・・・。

と言うわけで私が作るアンプは多極管PPになる。でもなんで?

使ってるスピーカーがDS‐3000だからである。

国産機がバカにされた時期にできた機種である。

なら、鳴らしてやろう。偏屈根性。

日本人なら日本のスピーカーが合うはず。

 

・・・タイトルなんだっけ?

こうやって初期の目標を見失う。だから文章が纏まらない。

 

スピーカーだ。

なんでこのスピーカー使ってるんだろう?

高校の先生に「プロ用スピーカーはいい」と聞かされた。いわば憧憬のようなものか。

なんで雑誌のリファレンスに放送局用のスピーカーを入れないのか?

そこまでしなくても良いものはある。

評論家にそんなスピーカーを持つ人は少ない。

 

サウンドトップス誌(廃刊)でリファレンスにDS‐3000を使ってた。よく読んでた雑誌なので、リファレンススピーカーにあこがれた。

当時3ウェイ全盛期に4ウェイ。私はその当時他と少し違うものを好んでた。ユニットが一個多いので高性能。何とも短絡的な考え。今ならそのまとめが大変な故、こんなスピーカー選ばない。

中古ショップで見つけたとき、ほぼ買う、とその場で決めていた。音なんて聴かずに直感で。

 

・・・もう30年になろうかとしている。

 

他のスピーカーを聴いたことが無い訳ではない。海外の高級機も聞いたが、DS‐3000と入れ替えて満足するか?と考えたとき、不要と答えが出る。

 

スピーカー以外あれこれ変えてきた。

このスピーカーを鳴らしきるために。そういう人生もあってもいいのではないか。

今では自分なりに満足している。

「そのスピーカーならあのアンプが良いと思われる」なんて声も聞こえてきそうだ。

分からないでもないが、私の求める音はこれなんだ。

いやいや、頑固になったものだ。

愛着もあるし。

 

というわけで、その人が持つスピーカー、聴き方:どんな音楽を掛けるか。それによって使うアンプが決まってくる。

DS‐3000にシングルアンプは力不足。

中音の透明感は落ちるが、多極管PP。

え、三極管PP?それはこれからの目標とさせていただこう。

いくら三極管シングルが良いと言っても使ってるスピーカーに合わなければ評価はそれなりになる。

種類は少ないが、あてがったアンプから導き出した答えがこれ。

いやあ、我ながら良い音なんだな。

でも実は音ではなく電気的なマッチングの良さを聴いてるんだが。

 

 

 

 

 

20200507


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2 コメント

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ドライブ能力 (ED)
2020-05-29 23:14:07
DS-3000の仕様を確認させていただきましたが、かなり贅沢なSPでドライブが難しそうです。

今頃になって、soruboseinnさんの要求レベルが高くて大変なことが分かりました。(_o_)

これは、気合を入れてアンプを調整する必要がありますね。

実は、私もモニター系でドライブが非常に難しいSPと格闘していて、最近になってやっと落ち着いてきたところです。

このようなSPを上手く鳴らすには、意外と真空管アンプが相性が良くて、それも多極管PPがお勧めです。

プリが少し落ち着いたら、パワーアンプの出力管をKT-120に変更してみてはいかがでしょうか。




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ドライブ能力 (soruboseinn)
2020-05-30 09:48:20
アルミハニカム30cmの密閉。これほど重いのあんのか?トランジスタ使え、なんて反芻しながら聴いてます。

残念ながらATCは聴いたことが有りません。なにやらこれでないと出ない音が有るとか。最近やっとというと、6~7年かかったのですか?

私も今思うと本領まで5年位かかりました。


プリに関してはいろいろな回路にチャレンジ出来ますが、パワーに関してはEL34一筋なんです。松下未開封が3組、眠ってるOPT(5kΩPP)が3組あるのでビーム管の方が良かったら悲しいです。
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