三極管シングルアンプはどうも・・・。
と言うわけで私が作るアンプは多極管PPになる。でもなんで?
使ってるスピーカーがDS‐3000だからである。
国産機がバカにされた時期にできた機種である。
なら、鳴らしてやろう。偏屈根性。
日本人なら日本のスピーカーが合うはず。
・・・タイトルなんだっけ?
こうやって初期の目標を見失う。だから文章が纏まらない。
スピーカーだ。
なんでこのスピーカー使ってるんだろう?
高校の先生に「プロ用スピーカーはいい」と聞かされた。いわば憧憬のようなものか。
なんで雑誌のリファレンスに放送局用のスピーカーを入れないのか?
そこまでしなくても良いものはある。
評論家にそんなスピーカーを持つ人は少ない。
サウンドトップス誌(廃刊)でリファレンスにDS‐3000を使ってた。よく読んでた雑誌なので、リファレンススピーカーにあこがれた。
当時3ウェイ全盛期に4ウェイ。私はその当時他と少し違うものを好んでた。ユニットが一個多いので高性能。何とも短絡的な考え。今ならそのまとめが大変な故、こんなスピーカー選ばない。
中古ショップで見つけたとき、ほぼ買う、とその場で決めていた。音なんて聴かずに直感で。
・・・もう30年になろうかとしている。
他のスピーカーを聴いたことが無い訳ではない。海外の高級機も聞いたが、DS‐3000と入れ替えて満足するか?と考えたとき、不要と答えが出る。
スピーカー以外あれこれ変えてきた。
このスピーカーを鳴らしきるために。そういう人生もあってもいいのではないか。
今では自分なりに満足している。
「そのスピーカーならあのアンプが良いと思われる」なんて声も聞こえてきそうだ。
分からないでもないが、私の求める音はこれなんだ。
いやいや、頑固になったものだ。
愛着もあるし。
というわけで、その人が持つスピーカー、聴き方:どんな音楽を掛けるか。それによって使うアンプが決まってくる。
DS‐3000にシングルアンプは力不足。
中音の透明感は落ちるが、多極管PP。
え、三極管PP?それはこれからの目標とさせていただこう。
いくら三極管シングルが良いと言っても使ってるスピーカーに合わなければ評価はそれなりになる。
種類は少ないが、あてがったアンプから導き出した答えがこれ。
いやあ、我ながら良い音なんだな。
でも実は音ではなく電気的なマッチングの良さを聴いてるんだが。
20200507
今頃になって、soruboseinnさんの要求レベルが高くて大変なことが分かりました。(_o_)
これは、気合を入れてアンプを調整する必要がありますね。
実は、私もモニター系でドライブが非常に難しいSPと格闘していて、最近になってやっと落ち着いてきたところです。
このようなSPを上手く鳴らすには、意外と真空管アンプが相性が良くて、それも多極管PPがお勧めです。
プリが少し落ち着いたら、パワーアンプの出力管をKT-120に変更してみてはいかがでしょうか。
残念ながらATCは聴いたことが有りません。なにやらこれでないと出ない音が有るとか。最近やっとというと、6~7年かかったのですか?
私も今思うと本領まで5年位かかりました。
プリに関してはいろいろな回路にチャレンジ出来ますが、パワーに関してはEL34一筋なんです。松下未開封が3組、眠ってるOPT(5kΩPP)が3組あるのでビーム管の方が良かったら悲しいです。