analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

フォノイコ音出し~真空管の接触不良?

2020-05-24 12:03:17 | PhfD‐3.2

せっかく組み上げたフォノイコなのだが、左チャンネルの音が小さい。

各部の直流電圧を測って問題ないのだが、音が小さい。なんだこれ?こんなの今までなかった。

今までならパニックだったが、今は違う。

6mVのサイン波を入れてみた。初段E80Fは39dBとのことなので、89倍の0.53Vがプレートから出るはずである。これが0.04Vほどと一桁小さい。

真空管E80Fを入れ替えたが変わらない。

段間トランスの電圧をDMMで測った。

そうしたら初段の交流出力電圧が動いた。DMMを外すと電圧が戻る。

まさかのコンデンサー容量抜けを確認をしたが、問題ない。抵抗値も測定範囲外。

電源入れたままソケットの頭を少し動かしたらまた電圧が動く。

修理屋のHPを見るとソケットの信頼性が悪いというのを結構見る。ここにきてやっとそれが出たか、とソケットの交換をした。画像は外したソケット。問題あるようには見えない。

もう一回サイン波入れて測定。

なんとまだ駄目だ。DMMを繋いだら、また直った感じ。

DMM繋いで直ったってことは、グリッドリーク抵抗がアースされてない?それの代わりをDMMでやった?

良く見れば、Rgの半田がおかしい。はんだ付けをやり直してもう一回サイン波投入。今度はうまくいったようだ。30分ほど様子を見たが、変化なし。

直流電圧が良くて交流電圧が悪い、なんてあるのかなぁ?

 

さてさて、ようやっとメインシステムのアナログを鳴らせるな。

やっぱり音が小さい。

・・・・真空管か?入れ替えたら小さい音が左右入れ替わった。

真空管か。そういえばダメなほうはJJのECC82Sだ。私はJJと相性が悪い。

しかし、パワーの電源を切って、真空管の頭を少し動かしたら音が戻った。

と言っても若干小さいが、これなら問題ないレベル。

 

いま、NS‐10MMで鳴らしてるが、これが小気味良い。それなりの音場だが、鳴り切ってる感じがする。

こんな小さいスピーカーから心地よい余韻が出る。小さいスピーカーからだからかな?

 

 

後で思い出したが、音が小さいほうが正常で大きい方はNFBを外したままだった・・・。

 

20200501

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フォノイコ再開

2020-05-24 00:03:08 | PhfD‐3.2

ラインアンプの目途が付いたので、ラインアンプから外したライントランスのNP‐126をフォノイコに移植しよう。

今日は測定まで。

 

まずはNFBを繋がないでF特と感度を測定。一緒に出力インピーダンスも測定した。

NFBを設計通りに戻しておこうと思ったので、30kΩから27kΩにした。NFB量は4dBほどになった。

下画像丸は正規のブリーダー抵抗位置。矢印はNFB抵抗。

TSMとNP‐126でRIAAを測定。

TSMの時はNFBがだいぶかかっていたが、NP‐126に変更しても特に低域の劣化は見られない。

そして以前追加した初段カソードパスコン220μFとカップリングコンデンサーに追加した0.1μFを外してF特を測定してみたが、ほとんど変化なし。時定数が上がるので良くないのかな?と思ったので外してみたが、余計なものだったようだ。

 

電圧測定時、ブリーダー抵抗の位置が左右で違うのに気が付いた。電源オフ時のLchの電圧低下が早かったので?と思った。

高圧側に付いてたが、抵抗の容量が気になる。計算したら0.4Wだが、低圧側は0.1Wなので移植した。下画像矢印。丸はNFB抵抗。

 

それからNFB抵抗の接続が間違っていた。カソード抵抗と抵抗の間に

接続するのが正規だが、アース側に接続してた。

NP‐126の時の、NFB有りと無しで比較してみた。赤線がNFB無しだが特に低域の劣化が見られない。

ここまでは負荷抵抗を10kΩでやっていたが、試しに1Mにしてみたらカーブが少しおかしい。高域も。なんか発振器がおかしいのか、アンプがおかしいのか?下図青い線。

 

各直流電圧も測定したが、まあ、良いところに行った。

特に問題ない。

後で音出ししよう。

 

 

 

 

 

 

20200429

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