一年やってみて、鯉釣りを纏めてみる。
場所
まず、居るか居ないかだが、話、噂など有るが、自分の目で見て「居るか?」である。
大和鯉は浅場で見えてても寄って来る。しかし、見えてて釣るのはドキドキするが、本当の釣りではないみたいな感じがする。やはり見えない獲物を待つのが良い。よって狙いは深場になる。
待機場所
待ってる間は浮子が気になる。ので近くで見てるのだが、あれはよほど気配を消さないといけない。多分こちらが見えてるのだ。
他の場所に居たときや、草陰に隠れているときも結構ヒットしたことが有る。
仕掛け
主に伊勢尼一本針。返しは潰す。ルアー用の三本フックも使ったが、まあ掛かりは良い。しかしあれは禁止の場所が多いと聞くのであまり使わなくなった。吸い込みが良いように針の根本に小さいシモリを付けてるが、余り効果は無いように思う。小さい針も使ったが、多分口の肉片が付いてバレたときが有ったので止めた。
オモリは10号くらい。ラインは5号、7号、8号と太くして切れなくなったが、今年から5号で挑戦することにしている。
ボイリーはやったことないが、フックと餌がセパレートと言うのはgoodかもしれない。
竿
ロッドは柔らかい物を使っている。何故かこの竿が釣れやすい。しなやかにいなせばバレない。最初はバスロッドで始めた。インターラインの硬めの物だったが、バレる確率が高い。しかしやり取りが強烈でダイレクトだから面白い。超安価なロッドはまだヒットが無い。
餌
練り餌。マルキューの大鯉、九ちゃん、さなぎ粉などを使ったが、何でもいいかも知れない。ただ、ぬかみその臭いがする粒鯉はイマイチ。一度岸際に撒いて様子見たが、鯉が寄ってきてもそっぽ向かれた。増量のため小麦粉を混ぜたが、ねばついてあまり良くないのでパン粉を混ぜてる。
ミミズはまだ釣れたためしがない。
ボイリーは釣れるというが、高い。
コバキューの日本一、どこぞの暁なども使ってみたい。
合わせ
基本的に向こう合わせだ。最初のちょんちょんで合わせを試みたことも有ったが、成功しなかった。口に含んで違和感が有ると頭を振るらしい。
なので浮子がスーッと持って行かれた時に合わせることにしている。
習性
主に底の餌を吸い込んでるが、目は下を見て無くて、上を見てるようだ。よってコイ釣りは底を狙って釣る。
もしくは浮いているものを食べるので、食パンを浮かして釣るパン鯉と言う釣り方もある。
回遊してるらしく、大体30分で戻って来るイメージが有る。
一匹がパクパクしてると他が寄って来る。
他の小魚が群がってても寄って来る。
何匹も釣るか、途中でばらすと釣れなくなる。これはそのコイが情報を流す:他の鯉に教えるのだそう。ポイントは変えないといけない。
特徴
目指している野鯉は日本固有の種で、多分大和鯉と交配されこの辺には居ないと思われる。それでも探し続ける。一匹池で釣った奴がそれっぽかった。
何時も釣れるのは大和鯉。目の位置が口より後ろに離れ、なんだか気持ち悪い。おでこが盛り上がり、体高が有る。ヒレが開く。
臭いがきついが、これは悪い水質から体を守る物らしい。掴む時はいつも薄い手袋を使っている。
普通の魚はしっぽで水を掻くのだが、鯉は首の後ろの胴体も使って水を掻くので泳ぎが強烈なのだ。
と言いつつ流れ込みに藻を付けた針を流したら、掛かったことが有る。しかも相子。
時間
喰いの渋い時は、朝早くか夕間詰が良い。夜間は釣れないらしいが、それより回りが気持ち悪いのでやらない。
季節
やはり春が良い。一般には秋と言われるが、台風が来ると釣りどこではない。
水も濁ってしまう。
春の風がない時が最高。その時は午前中なら産卵が始まってしまうが、それに混ざらない個体も有るらしいのでそれを狙う。産卵中はエサを追わない。
なので午後が良いかも知れない。
流石に夏は渋い。夕暮れ前に少し上がったが、暗くて楽しくない。冬も釣れなくは無いが、難しいと思う。
以上趣味性の高い魚よりは釣りやすく、引きが強いので楽しい。
乱暴だが、放置してても釣れる。
も少しやってみよう。