もうだめもとでNS-690Ⅲを鳴らしてみた。寝床の部屋だ。
っと、なんだ?バランス良く鳴るじゃないか。
再度秋元薫。この人のアルバムはこの一枚らしいが、シャンバラというグループにも参加してたらしい。早速ヤフオクで落としたが、まだ来ない。
なんで良く鳴る?部屋か?って、ソースはウォークマン直接接続だ。もしかしてインピーダンス?調べたらウォークマンのヘッドフォン出力は16Ωだ。これか?プリアンプは600Ω程有るはずだし。
試しに初期型のTAC-1typeを繋いでみたが、あまり変わらない。なんで?部屋の影響なんだろうな。
この時はピラミッド型の低域が雄大な鳴り方だ。声とかも特に自然で「これで何が不満なの」という感じの鳴り方だ。このスピーカーは真空管によく合う。アンプが良く鳴ってる。
じゃあなんで?とトランジスタのBTLにしてみた。
・・・なんだ全く違うじゃないか。音場がどん、と広がった。ただ、音色はつくり物っぽい。低音は少し引っ込み、ピラミッド型からフラットになり、高音も繊細になった。格が違う、感じ。
もしかして、300Bの音、ってこれか?こんなもん?音色はとても自然だ。ヴァイオリン・声なんてこれじゃなきゃ、って感じがする。リアルとか艶っぽい感じは無いのだが、少し乾いた感じで心地良い
しかし音場を望んではいけないのか?イメージ的には
こんな感じである。
バランスはピラミッド型。BTLはフラット。音楽を聴く人はピラミッド型が良いのかな?オーディオ的にはフラットが良い?
私は包み込まれるような音場が欲しい。音色はこの次なのだが、トランジスタのようなつるんとしたものはダメだ。
なので300BSに打ち込めない。
もしかしたらプレート電圧を上げたら・・・なんて考えもするが、以前聴いた300Bの音も広がりは無かったようだった。大体大きいスピーカーで鳴らしてるひとばかりの様で、音場なんて気にしなくても十分広がるのだ。
NS-690Ⅲとはマッチングが最高なのだが、もしかしてスピーカーを選ぶんかい?って言うか、部屋?