analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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312その2

2015-05-13 16:59:59 | トーンアーム

早速ちょいっと鳴らしてみた。がーん。なんだ?カサカサで薄い歪っぽい。やっちまったか?マグネシウムはシェルで使ったことが有るが、軽い薄い音だった。それがそのまま、今の音である。ASは下取りが良かったが、もしかして手放さない方が良かったのか?不安がよぎる。

と、真空管アンプが冷えたままだった。30分もするとがらりと変わった。ASは空気感で迫ってきた感じ、312は一音一音がでかく迫力が有る。どこかMAG特有の薄い感じが有るが、ここまで出るとまあいいか、となる。そして最も驚いたのが今まで何度も聴いてきた”1941のマーチ”からもう一個ホルンが聴こえてきた。参った。

はっ、と思ったが、今鳴らしてるのはシュアのⅣだ。今まではこのカートリッジは癖が有ると思っていた。なんとなくグレーの音色が全体に乗り、どちらかと言うと乾いた感じでパリッと鳴る。MMで此処まで鳴れば文句ない。このカートリッジが評価されたのは納得だが、当時ここまで鳴らしてたわけではないだろうと思う。MMの癖が無くなった。

推測だが、最近はASのあの細いアームパイプが撓んでいるのではないかと思えてならない。アルミパイプを曲げてある奴だ。312は太く安心感が有る。最近のアームは皆このように太い。かっこ悪いと思ってたがとんでもない間違いだった。

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