analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

312その5

2015-05-18 19:33:38 | トーンアーム

まずはシェル。マグネシウム製で軽い。ちょっと鳴きが有るようにも感じるが専用なのでどうしようもない。アームパイプを巻き込んで挟むという方法でセットする。ガタは無い。このシェル、高価いのでそうそう買い足し出来ないのでパイプ一体型にしてもらいたかった。

次にカウンターウェイト。大きさの割にずっしりと重い。確か以前この材質はタングステンだとか聞いたことが有る。あまり大きくしないようにして慣性モーメントを大きくしないようにするとか。言われてみれは幅広の形だ。しかし、このナナメのデザイン、素晴らしい。

ベース部分はかなりがっちりしてきた。3012Rではこの部分を変えると音が変わる。それを知ってか、かなり肉厚にしてきた。いい。半割のパーツで支柱を押さえ、その両サイドにスライド調節部が支柱押さえとも挟み込む。中にばねの押さえが効く黒いパーツが仕込んであり、仮止めが容易にできるようになっている。

アームエレベーションはアームパイプが乗るゴム部に穴が開いていて、そこに六角レンチ(サイズはインチ)を差し込み回すと持ち上げる部分の上下の調節が出来るようになっている。

アームパイプはマグネシウム製。加工が大変らしい。よく見ると板を曲げて作ったようで頂部に塑性変形の様な歪が見られる。塗装も鳴きに影響あると思われる。

ベアリング部はいじっているがガタは無いようだ。精密機械と言うよりかっちり感が有る。この辺はばらすのはまだやめておこう。今の所手放す事は毛頭ないが、もしか、という事が有る。

ずいぶん高価いな、と思ってたがそれなりの事は有ることが分かった。日本ではちょっと考えられないまとめ方ではないかと思う。

 

 

 

 

 

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