analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

AR-4Xその2

2015-05-24 19:39:11 | AR‐4X

部屋のレイアウトを変えて、いま、AR-4Xが凄く良く鳴っている。位置を縦から横に代えただけでこうも違うか?と言う感じ。

ふわっとした音色の心地良さは以前の方が有ったが、今は痛快に鳴る。実力を出した、と言う感じ。まあ、気になるところは下の台になるスピーカーだが、角材とタオックのインシュレーターを取っ払った。その台の影響か、それだけじゃないだろう、なんか聴いたことも無い音も出てくる。DS3000を聴く気にならない。もう少しこのままでいこう。

このスピーカー、ちょっと過去の情報をネットで調べたら、あまり評価はよくない。いま、この音が当時出てたら評価も変わるんじゃないかな?と思う。すっごい広いホールで一人で鑑賞してるような鳴り方だ。

仕様はアコースティックサスペンション方式。1967年発売。ウーファーユニットは20cm紙コーンの様だが強度は余り無く、押すと撓む。ダンパー、エッジは柔らかそうだがアコサスの所為で制動が効いてる。センターキャップは網で空気抜きになってるのでは?まあ、一般的にはここで高音を稼ぐのだろうがそれを捨ててる(予想)。ツイーターは6cmの紙コーンの様だ。ツイーターにしては口径が大きいようだが高域の伸びも充分である。ユニットに耳を近付けて音を聴くとフルレンジ+スーパーツイーターの様な鳴り方だ。各ユニットを軽量化して能率を稼ぐが広帯域化は無理と言う数世代前の設計と思われる。

現在の6CA7PPmonoとの相性は抜群だ。低音の下が無いのも幸いしている。まあ、鳴りっぷりが良い。スピーカー個々の音色の好みよりも、慣らし切った満足感が有る。

もしかしたらこのなりっぷりは今までとは逆の増幅の方で定在波の影響で本来の力ではないかも?とも思ったりするが、今は心地良いので良しとしよう。

コメント