SMEを追い込む。まずは水平を取る。アームベースに水準器を置いて奥側を下げる。画像で比べると判るが結構下がってる。音出しではきりっとして厳しい音になったようだ。
試作LCRフォノイコのレイアウトが決まらない。からと言う訳では無いが、DP7000をメインに繋いでみた。最初AS309S+EMINENTでは特に不満はない。なんとなく抜けが悪い。SME3012R+EMINENTでは・・・
こじんまりしてしまった。ただ、響きそのものは良い。表現し辛いが「ソノリティ」という言葉が何故か思い浮かぶ。音色自体は幾分ソリッド、ただ、真鍮とステンの質感を思い浮かばせる。AS309Sはも少し柔らかいアルミな感じ。思い込みもある。もしや、と思いSynergyを繋いでみる。少し前は木質感の付帯音が気になって使う気になれなかったが、マッチングの妙、これならクラシックを聴く気になる。純正より良いとは。いや、何か間違ってるはずだ。それにしてもこの懐かしさはなんだろう?思い出せない。行ったことのない場所を想像してるのか、夢で見た未知の場所か?そんな気分になる。しかしSMEの個性は何だ?オルトホンも支配下に置く。AS309Sはそんなに売れてないと思う。・・・ それでオルトホンはSME3012Rで音決めしてるんじゃないか?などと勘繰ってしまう。オーディオ的な広がり・抜けを求める気には成らなく、ただ、心地よさに身をゆだねる。ベースをグロメットで浮かせてからこの個性が出たような気がする。SPU Synergy + SME3012R。落ち着いた感じ。実際ヴァイオリンはこんなにきつい音を出すか?もうちょっとほぐれた音にならないか?などと注文つけたくなるが、音が心地よい。 認識できないが、空間に漂う響き感。何とも言い難い。実像と響きのバランスも良い。硬いか柔らかいかと言えば固めだが硬質感は無い。現代風ではないがヴィンテージでもない。個性としては面白い。これを8Nのケーブルで、と思ってしまう。シェル内部にエポキシ充填により、エンジンスペーサー及び首部の固定。本来あるべきものではないものがある訳だが、影響は無さそう。実際は有るのかもしれないが気にならない。メインには成らないが、サブというにはもったいない。