Snowtree わたしの頭蓋骨の下 *鑑賞記録*

舞台は生もの、賞賛も不満もその日の出来次第、観客側のその日の気分次第。感想というものは単なる個人の私感でしかありません。

サントリーホール『マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル』 C席(P席前方)

2016年04月21日 | 音楽
サントリーホール『マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル』 C席(P席前方)

ポリーニさん、素晴らしかった!前半は少しハラハラする場面もあったけど、どんどん乗ってきていた。唸り声のようなハミングも出てた。ドビュッシーではなぜか泣きそうになった。優しい音だった。アンコールはなんとショパンのバラ1。

今日のポリーニさんの音色、とっても温かかった。昔の鋭角的なキラキラと降り注ぐような音色も大好きだけど、今日聴いたあの大きな手でハグしてくれたような包み込むような音色もとても好きだ。とても幸せな気分になった。

【曲目】
ショパン
: 前奏曲 嬰ハ短調 op.45
: ポロネーズ第7番 変イ長調 op.61 「幻想ポロネーズ」
: 2つのノクターン op.62
: 3つのマズルカ op.59
: スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
ドビュッシー
: 前奏曲集第2巻

【アンコール】
ドビュッシー:『前奏曲集第1巻』から第10曲「沈める寺」

ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23