Snowtree わたしの頭蓋骨の下 *鑑賞記録*

舞台は生もの、賞賛も不満もその日の出来次第、観客側のその日の気分次第。感想というものは単なる個人の私感でしかありません。

東京オペラシティ『モスクワ国立交響楽団 Aプロ』C席2階LA

2016年02月06日 | 音楽
東京オペラシティコンサートホール『モスクワ国立交響楽団 Aプロ』C席2階LA

パヴェル・コーガン指揮
ソリスト:ダニール・ハリトーノフ(pf)
モスクワ国立交響楽団

プログラムが聴きやすいチャイコフスキーなので両親連れで鑑賞。爆音、爆走な演奏で楽しかったです。全体的にテンポがやたら速い演奏でかなり個性的。ちょっと雑かな?と思う部分もあれど音は揃っていてしかも綺麗で安定感あり。弦がやたらと巧い。第一奏者の音色がかなり好みでした。管楽器も気持ちのいい音。なかなかレベル高い。ロシア系の音の作りってやっぱり好きだな。

ソリストのダニール・ハリトーノフはまだ幼さ残る17歳のなかなかの美青年。タッチがしっかりしており華やかさのある音色で特に低音が良い音色を鳴らす。まだ情感の部分は若いので足りないけど伸びやか。真摯さのある雰囲気で先行き有望なピアニストだと思う。


【プログラム】
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

<<アンコール>>
ショパン:エチュードOp.25-1"エオリアンハープ"
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」よりアダージョ
岡野貞一「故郷(ふるさと)」

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チャイコフスキー:交響曲第5番

<<アンコール>>
ボッケリーニ:メヌエット
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第一番(第二集より)
パガニーニ:「無窮動」