Snowtree わたしの頭蓋骨の下 *鑑賞記録*

舞台は生もの、賞賛も不満もその日の出来次第、観客側のその日の気分次第。感想というものは単なる個人の私感でしかありません。

シアターコクーン『十二夜』 ソワレ S席中央上手寄り

2011年01月14日 | 演劇
シアターコクーン『十二夜』ソワレ S席中央上手寄り

串田和美潤色・演出の『十二夜』。まさしく串田さんの『十二夜』だった。いい意味でやられた。私が想像してた&期待していた『十二夜』の思いっきり斜め上をいっていた。賑やかなロマンチックコメディを期待していたのだけど串田さんの描く『十二夜』はどこか物悲しく人生のアイロニーに満ちたものだった。人は誰しもが喪失感を抱えてそれだからこそ誰か求めるのだ、とそういう部分を際立たせている。

また芝居そのものを二重、三重構造にし、演じることの本質を問いかけているかのようでもあった。『十二夜』という物語をそのまま提示するのではなく、旅芸人たちの劇中劇にし、またその劇中劇を含むこの芝居そのものをもうひとつ大きくスクリーンに見立てた額のなかに押し込み、絶えず「観る側の立場」を意識させる。そういう意味で観客を巻き込もうとしていない。どこか幕が張ったその距離感。十二夜を旅芸人が演じ、その旅芸人たちを演じる役者がいて、またその物語を語るメタな視点がある。その大枠を語る視点の持ち主が串田さんという演出家。どこまでが演じることになるのか。人はそうやって生きていくものなのかもしれない、そんなことを感じさせる。

ただ、この構図が壊れる一瞬がある。ヴャイオラ/セバスチャンの独白シーン。串田さんの企みはここの1点にあったのか、それとも松たか子という役者が図らずも飛び越えてしまったのかはわからない。でもその部分は串田『十二夜』の「何かを失くして、それでも生きていく人の強さと物悲しさ」の核の部分が表出しその哀しみの感情の共有で芝居として閉じられた空間が破れ観客が繋がった瞬間のように私には思えた。でもそれは松たか子演じる女の子が発する「芝居に戻りましょう」の一言でまた閉じられるのだけど。

またこのシーンがあることで串田『十二夜』の旅芸人たちの構図のなかにも何か物語が潜んでいるように思える。ヴャイオラ/セバスチャンを演じる女の子は大事な誰かを喪失したのだと。その喪失を慰めるための芝居が彼らが演じはじめた『十二夜』なんではないかと。葬送のための祝祭劇だったのかもしれないと。

こんな風にメタ視点が幾重にも重なったような面白い感覚の芝居だった。その反面、語りが時に脇道に逸れ、なかなか本道に戻らないような冗漫さを感じさせる部分があった。『十二夜』そのものの語り上に、もうひとつ語り手がいるせいかもしれない。もう少し小さい小屋で見たかったかも。にしても串田さんもブレない人だなあ、とつくづく思った。串田演出作品ではやはりメタ視点が際立つ『桜姫現代版』が大好きなんだけどその次に好きかも。

役者さんたちはレベル高かったです。串田さんの意図する『十二夜』のトーンに皆がしっかり合わせてきているのが印象的。串田さんが描く絵のように輪郭がどこかしら軽やか。また素直で邪気がなくキュート。個人的に今回笹野さんと串田さんの芝居の質があまりに似ていてビックリ。今まではそう思ったことがないのだけど、同じ劇団にいて同じ空気を吸ってきたからだろうか。狂言廻し的なキャラクターとしの存在に同じ空気を感じさせた。今回の芝居のトーンを決めていたのはこの二人。

ヴァイオラ(シザーリオ)/セバスチャン@松たか子さん、女の子格好は最初のほんの少し、しかも後姿のみ。後はセバスチャンに似せた男装した格好そのままで通します。着替えなし。シーザリオ/セバスチャンでいる時、外観は男の子にはどうやってみえない。ボーイッシュな可愛らしい女の子です。でも純粋で初々しくて「女性」としてではなく十代の女の子としてそこに存在していた。一生懸命に兄の真似をして生きていこうとするヴァイオラが存在の中心。そしてこのヴァイオラはどこか未成熟だ。唯一の頼りはオーシーノ公爵ではなく兄セバスチャン。

松たか子の凄いところはヴァイオラとセバスチャンの演じ分け。衣装を替えるわけでもなく、男装そのままで、芝居そのものも声質もことさら変えるわけではないのに明らかに違うことが伝わる。ヴァイオラ、セバスチャンを混乱することがない。そして二人が同時に存在する場面は圧巻。コロコロとヴァイオラとセバスチャンが入れ替わる。ただ、寂しく切ない気持ちを抱えたヴァイオラと彼女を慰める優しいセバスチャンが同時にそこにいる。一つの肉体に二人がいた。そしてヴァイオラと彼女を演じる女の子が同一化され、何者でもないただの「喪失感を抱える人」としてそこにいる。

フェステ(道化)@笹野高史さん、ある意味主役といえるほどの活躍。基本的に本筋じゃないところで絡む役回りなんですが、実は物語全体の狂言廻しという二重構造の役回りを魅力的に飄々と演じている。どこか哀愁を帯びた姿もピッタリ。笹野さんには独特の存在感がありますね。

マルヴォーリオ@串田和美さん、相変わらずの声の通らないハスキーボイス。舞台役者としてはこの声質はかなり損していると思うし、この声ゆえに存在感を失うこともある串田さんですが、今回は声質含めてかなりのハマり役でとても魅力的でした。滑稽で哀れで、でもどこかキュートなマルヴォーリオ。真面目ですぎるがゆえの悲喜劇を描き出し狂言廻し的な雰囲気をも醸し出す。しかし、感覚的な部分でお若いなあと…少年ぽい部分があるんですよね。

オリヴィア@りょうさん、まず綺麗、細い、顔が小さいが第一印象。でも舞台役者として存在感がある。どことなく、少年、少女ぽい雰囲気を纏う役者さんたちのなかで一人、大人の雰囲気を醸し出していたかも。その大人な雰囲気のオリヴィアが幼そうなシザーリオを好きになるところが面白く、コメディエンヌな部分も見せてとても素敵でした。映像で拝見するりょうさんはクールな雰囲気ですが舞台では楽しげでちょっと印象が代わりました。衣装が黒から少しづつ赤に変わっていくのもオリヴィアの情熱を表してて良かった。

オーシーノ@石丸幹二さん、顔も声も正当二枚目な役者さんです。彼のオーシーノ公爵は公爵という元々の品位ある存在ではなくあくまでも恋するオーシーノを演じている等身大の男として存在。どこかお茶目に楽しげに演じていました。サックスがかなりお上手なのでビックリ。歌声を聴かせてくれるシーンがあるのですが非常に澄んだよく通る声。松たか子ちゃんのデュエットのシーン、良かったなあ。

アンドルー・エイギュチーク@片岡亀蔵さん、ビックリするほど今回の串田ワールドに馴染んでました。亀蔵さんなので飛び道具的なエイギュチークとして使うのだろうと思いきや、なんとも品のよい可愛らしいおばかなボンボンのエイギュチーク。亀蔵さん、現代劇もいけるやん。なんだかもう可愛くて可愛くて。

マライア@荻野目慶子さん、どんな魔性の女になるのやらと思っておりましたら、コロコロと良く笑うちょっといたずらっ娘なマライアでした。こういう風に荻野目慶子さんと使うとは。役者の使い方含めて串田さん、色々外してきたなあと思いました。

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シアターコクーン『十二夜』
公演日程:2011年1月4日(火)~26日(水)

白い砂浜のむこうの行列、あれはお葬式?あんなに静かに、冥土の旅のように。
それとも結婚式?あんなに揺れて、陽炎のように。
これはみんな、fool-阿呆たちが観ている夢です。fool-阿呆たちの影が奏でる音楽です。

伝説の音楽劇「上海バンスキング」の16年ぶりの再演、そして農民ラップを渋谷に響かせたコクーン歌舞伎「佐倉義民傳」と、2010年のシアターコクーンを沸かせた串田和美が、2011年の幕開けに手がけるのは、主演に松たか子を迎えたシェイクスピア、ロマンティック・コメディ「十二夜」。船の遭難で離れ離れになった双子の兄妹の周りでこんがらがっていく複雑な片思いの糸。シニカルないたずらや馬鹿騒ぎのあげく、劇的に糸が解けてハッピーエンドというストーリーではありますが・・・。
センス溢れる演出と魅力的な俳優陣によって、はたしてどんな夢の跡が残るのか!?
音楽と笑いとウィットを盛り込んだ、この世に二つとない上質な喜劇の誕生にぜひご期待ください!!

【スタッフ】
作: W.シェイクスピア
翻訳: 松岡和子
潤色・演出・美術・衣裳: 串田和美
音楽: つのだたかし
照明: 斎藤茂男
音響: 市来邦比古
ヘアメイク: 西川直子
美術・衣裳助手: 松岡泉
衣裳進行: 中野かおる
演出助手: 矢本翼子
舞台監督: 大垣敏朗

【出演者】
ヴャイオラ(シーザリオ)/セバスチャン:松たか子
オーシーノ:石丸幹二
オリヴィアりょう
マライア:荻野目慶子
サー・トービー・ベルチ:大森博史
船長、アントーニオ:真那胡敬二、
役人:小西康久
ヴァレンタイン:酒向芳
フェイビアン:内田紳一郎
キューリオ:片岡正二郎
ジャグリング:目黒陽介
アコーディオン:小春
チューバ:ギデオン・ジュークス
リュート、司祭:つのだたかし
パーカッション、リコーダー:飯塚直子、
サー・アンドルー・エイギュチーク:片岡亀蔵
マルヴォーリオ:串田和美
フェステ:笹野高史

新橋演舞場『寿初春大歌舞伎』 3等A席上手前方

2011年01月08日 | 歌舞伎
新橋演舞場『寿初春大歌舞伎』 3等A席上手前方

前日に富十郎さんのお通夜があったこともあるのか役者の皆さん若干お疲れぎみかなと思う場面もありましたが三演目とも芝居がしっかりまとまっていたと思います。

『御摂勧進帳』「加賀国安宅の関の場」
通称『芋洗い勧進帳』、現在よく上演される『勧進帳』より以前の作品だけあって古風な味わい。キャラクターも単純でおおらかな荒事になっています。筋はほぼ『勧進帳』と同じですが、関守には富樫とは別に敵役の斎藤次がいます。山伏に化けた義経一行が加賀国安宅の関に付いたときには弁慶はおらず後から追いかけてきます。問答部分はほぼ『勧進帳』と同じ展開。その後、身代わりに弁慶だけ残され、木に括られてしまいますが、義経一行が遠くへいったと判断した後、弁慶が大暴れして役人たちの首を取っちゃ投げ、取っちゃ投げして天水桶に入った首を金剛杖でかき回す、という荒唐無稽なエンディング。

この演目を朝一に?と思っていましたがおおらかさのある演目なのでのんびりゆったり拝見できて朝一の演目としても意外に良かったです。見た目の華やかさもありますし、若手中堅が中心の座組みでの爽やかさもありましたし。

弁慶@橋之助さん、真っ直ぐでちょっと生真面目な熱血漢といった風情のさわやか弁慶でした。おおらかな稚気はあまり無いものの橋之助さんの持ち味が良い方向に出てとても良い弁慶だったと思います。義経一途さが前面に出て感情移入しやすい。役人たちの首を取っちゃ投げも、単純な明るい笑いに転化できましたし、ラストの芋洗いもホッと一息できるような空気感がありました。

富樫左衛門@歌六さん、いかにも生真面目ながら人の心を知る、性根のよさが非常に感じられる富樫でした。

斎藤次@彌十郎さん、敵役ではありますが理不尽さはなく憎めない敵役です。どことなく飄々とした雰囲気が楽しかったです。

義経@錦之助さん、品よくきっぱりとした義経。

義経一行はベテランから超若手まで。さすがに桂三さん、宗之助さん、吉之助さんは手堅い。若手では種太郎くんが随分としっかりした台詞で存在感ありました。

居並んでいる時、吉之助さんと種太郎くんは弁慶@橋之助さんを超ガン見。勉強熱心です。


『妹背山婦女庭訓』「三笠山御殿」
最近、なかなか付かない漁師鱶七の御殿入りを付けた『三笠山御殿の場』です。長丁場にはなりますが物語がわかりやすくなって良いと思います。橘姫の入りから始めると鱶七というキャラがあまりに突然の登場になってしまい、その突然出てくるキャラがお三輪を殺すことに納得できないことが多いので。

お三輪@福助さん、3年前にも拝見していますがその時より顔の表情を押さえ体全体で表現していました。非常に丁寧にしっかりと演じてらしてとても良かったです。田舎娘の可愛らしさいじらしさが自然と伝わって来る。特にいじめられる前半に良さが際立った感じ。歌右衛門さんを彷彿させる場面も多々。ただ丁寧にやりすぎたか、後半の擬着の相をあらわすシーンは迫力に欠いた。今回は嫉妬心が弱かったかな。3年前は恋狂いがストレートに出てそこに哀れさがあったのだけど、今回は情念の部分は割と押さえ気味。その代わり求女一途さの少女ぽさのほうが際立ったお三輪ちゃんでした。

漁師鱶七実は金輪五郎今国@團十郎さん、似合うお役です。特に前半の御殿入りの場は衣装も似合い漁師らしい素朴さ、おおらかさがあって非常に良かったと思います。後半は珍しく大きさがいつもより出てなかったかな。声が掠れ気味だったので少々お疲れだったのかも。圧倒的な、という感じではなくどことなく人の良さが見え隠れ。とはいえ、團十郎さんならではの華やかさでしっかり見せてきたと思います。

橘姫@芝雀さん、これぞ赤姫といった品のあるふんわりとした風情の可愛らしい橘姫。また芯の強さ、情の濃さがあり、橘姫ってこんなに存在感あるお役だっけ?と目を見張りました。芝雀さんはやはり基本は赤姫役者なんだなと思いました。

求女実は藤原淡海@橋之助さん、芝翫さん休演のための代役ですがかなりの健闘ぶり。品のある二枚目風情に芯のある台詞廻し。声が芝翫さんにそっくりなんですね。


『寿曽我対面』
歌舞伎の様式美溢れおめでたい演目ですが個人的にかなり飽きがきている演目です…。さすがに最近、掛かりすぎじゃないでしょうか。とはいえ、昼の部のなかでは一番、濃密な空気感が感じられた演目ではあり満足感は高かったです。

工藤祐経@吉右衛門さん、さすがの存在感。工藤の格の高さ、大きさ、懐の広さがそこにあります。お見事というしかないですね。2009年に曽我五郎を演じられその勢いが目に残っていますが、やはり今回の工藤のほうがしっくりきますね。台詞も朗々と響いて調子が良さそうでした。

曽我五郎@三津五郎さん、まずは何より形の良さに惚れ惚れ。2007年の時に演じた時より形が整っていたように思うのがこの方の凄いところ。腰の入り方、手の位置、手先足先の美しさ、勢いのよさ、力の入り具合、すべてのバランスが良かったです。歌舞伎は舞踊が基本、それを痛感させます。 台詞も力強さはあるが力まずに明快に。これぞお手本だ~~と思いました。

曽我十郎@梅玉さん、品のよさと柔らか味のある美しい十郎でした。また兄としての手強さと芯があり、お見事。やはりお手本のよう。

小林朝比奈@歌昇さん、観ていて非常に気持ちのよい朝比奈でした。押し出しといいい、響き渡る台詞といい、そこはかとない茶目っ気といい、役にピッタリ。

大磯の虎@芝雀さん、艶やかで貫禄のある大磯の虎。出すぎない存在感とでも言うのか、控えめにしつつもそこに濃厚な空気感がありました。

化粧坂少将@巳之助くん、大役です。線の細さは否めませんがモダンな美女ぶりでなかなか頑張っていたと思います。

2010年観劇総括

2011年01月01日 | 年間統括
2010年観劇総括

歌舞伎40回、演劇6回、文楽2回、お能1回、クラシックコンサート3回、舞踊公演2回、トークショー1回、美術館2回、美術館とトークショーを外して計54回。

<<2010年1月>>
歌舞伎座『さよなら公演 寿初春大歌舞伎 夜の部』
歌舞伎座『さよなら公演 寿初春大歌舞伎 昼の部』
国立能楽堂『金春会定期能』
歌舞伎座『さよなら公演 寿初春大歌舞伎 夜の部』

<<2010年2月>>
歌舞伎座『さよなら公演 二月大歌舞伎 夜の部』
国立小劇場『二月文楽公演 第二部』
博多座『二月花形歌舞伎 夜の部『竜馬がゆく』『三社祭』』
博多座『二月花形歌舞伎 夜の部』
博多座『二月花形歌舞伎 昼の部』

<<2010年3月>>
日生劇場『三月花形歌舞伎 染模様恩愛御所』
日生劇場『三月花形歌舞伎 染模様恩愛御所』
日生劇場『三月花形歌舞伎 染模様恩愛御所』
歌舞伎座『さよなら公演 三月大歌舞伎 第二部』
赤坂ACTシアター『薔薇とサムライ ~GoemonRock OverDrive』

<<2010年4月>>
サントリーホール『ワディム・レーピン ヴァイオリン・リサイタル』
歌舞伎座さよなら公演『御名残四月大歌舞伎 第三部』
歌舞伎座さよなら公演『御名残四月大歌舞伎 第一部』
歌舞伎座さよなら公演『御名残四月大歌舞伎 第二部』

<<2010年5月>>
新橋演舞場『五月花形歌舞伎 昼の部』
新橋演舞場『五月花形歌舞伎 夜の部』
新橋演舞場『五月花形歌舞伎 夜の部』

<<2010年6月>>
新宿文化センター大ホール『ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団「私と踊って」』
国立大劇場『六月歌舞伎鑑賞教室「鳴神」』
帝国劇場『キャンディード』

<<2010年7月>>
新橋演舞場『七月大歌舞伎 夜の部』
大阪松竹座『七月大歌舞伎 夜の部』
国立文楽劇場『夏休み文楽特別公演 第一部「親子劇場」』
大阪松竹座『七月大歌舞伎 夜の部』
大阪松竹座『七月大歌舞伎 昼の部』
新橋演舞場『七月大歌舞伎 夜の部』
池袋東京芸術劇場『ザ・キャラクター』
赤坂区民センターホール『港区文化講演会「市川染五郎の歌舞伎であそぼ」』

<<2010年8月>>
国立西洋美術館『カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで』
Bunkamura ザ・ミュージアム『ブリューゲル版画の世界』
新橋演舞場『八月花形歌舞伎 第二部』
新橋演舞場『八月花形歌舞伎 第三部』
国立大劇場『亀治郎の会』
国立小劇場『稚魚の会・歌舞伎会 合同公演 A班』
ル テアトル銀座『W~ダブル』

<<2010年9月>>
新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』
新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』
新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎 昼の部』
新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎 夜の部』

<<2010年10月>>
新橋演舞場『錦秋十月大歌舞伎 昼の部』
新橋演舞場『錦秋十月大歌舞伎 夜の部』
国立大劇場『十月歌舞伎公演「天保遊侠録」「将軍江戸を去る」』
日生劇場『カエサル』マチネ

<<2010年11月>>
新橋演舞場『吉例顔見世大歌舞伎 夜の部』
新橋演舞場『吉例顔見世大歌舞伎 昼の部』
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール『渋谷金王丸伝説』
あうるすぽと『東京ミドルシアター・フェスティバル第1回「国際イプセン演劇祭」ベルリン・ドイツ座『野がも』』

<<2010年12月>>
サントリーホール『ワレリー・ゲルギエフ指揮「ロンドン交響楽団」』
日生劇場『十二月大歌舞伎「摂州合邦辻」「達陀」』
国立大劇場『十二月歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」』
東京オペラシティ コンサートホール『ピエール=ロラン・エマール ピアノ・リサイタル』
国立大劇場『十二月歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」』
国立大劇場『十二月歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」』