晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『ファイナル・カット』 75点

2007-07-28 15:04:58 | (米国) 2000~09 

ファイナル・カット

2004年/アメリカ

オマール・ナイーム監督のこれからが楽しみ

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★☆☆70点

音楽 ★★★★☆75点

本格長編映画デビューのオマール・ナイームが監督・脚本化した作品でロビン・ウィリアムズ主演のサイコロジー・シネマ。
生まれたとき、両親が生涯を記憶できるチップ(ゾーイイ・チップ)を埋め込むことができる近未来の話。その人が亡くなった場合、「追悼上映会」で写す映像編集者アラン(R・ウィリアムズ)は富裕層から信頼が厚い第一人者。数十年経っても、幼い頃の友人の死から逃れることがなく、罪食い人(シン・イーター)を自負している。あるとき編集中に死んだ筈の友人と思われる映像を追いかけた結果、自分のチップの存在を知ることとなる。
神の領域を侵しかねないゾーイ・チップの存在が、如何に人生を狂わせかねない不気味な怖さを描いて、オマール・ナイーム監督の才能を感じさせた。これからが楽しみだ。
ただ映像は、コンピュータがあまりにも陳腐で未来感がなく、唯一の心のヨリドコロであるディライラ(ミラ・ソルヴィノ)やチップの売買を持ち掛ける元編集者フレッシャー(ジム・カヴィーゼル)との絡みもいまひとつ突っ込み不足でしっくり来ない。R・ウィリアムズのワンマン映画になってしまったのが残念。



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