晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『記憶の棘』 70点

2006-10-14 12:23:50 | (米国) 2000~09 

記憶の棘

2004年/アメリカ

N・キッドマンのショートヘアとその勇気

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shinakamさん

男性

総合★★★☆☆ 70

ストーリー ★★★☆☆60点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★☆☆70点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆80点

新進監督ジョナサン・グレイザー、ニコール・キッドマン主演の意欲作。スタッフが、そうそうたるメンバー。脚本に「存在の耐えられない軽さ」のジャン=クロード・カリエールに「チョコレート」のマイロ・アディカが加わり、音楽がアレクサンドル・デブラ、撮影がハリス・サディウス。
おまけにキャスティングが個性派揃い。恋人役に巨匠ジョン・ヒューストンの息子ダニー・ヒューストン、母親にハンフリー・ボガート夫人のローレン・バコード、親友夫妻に「ファーゴ」のピーター・ストーメア、アン・ヘッシュ、この映画最大の難役・天才子役キャメロン・ブライト。「名探偵モンク」でお馴染みのテッド・レヴィンや脚本のマイロ・アディカも出演していて話題満載。
肝心のストーリーは残念ながら空回り。亡くなった夫を忘れられないヒロインの愛と家族・誕生と死をサスペンスたっぷりで描いているが、終盤不自然さが気になり疑問を解き明かしてくれなかった。ただただN・キッドマンの大胆なショートヘアとアップが目立つ。特にワーグナーのワルキューレをバックに不安な心をアップで見せた演技は圧巻。イメージチェンジに挑戦したN・キッドマンの勇気を称えたい。



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