西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

生活習慣病対策として市ができる対策は分かっているはず。だったら早いこと、そこに取り組むべきです!

2015-08-28 18:03:47 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今日の午後は毎年、この時期恒例の「中学生の主張」大会へ。

今年は初めて、主催者側代表の一人として挨拶もさせていただきました。
後の予定の関係上、発表者20名中、前半の10名しか聞くことができなかったのは実に残念。
しかし毎年思うんですが、これ、ホンマ聞き応えあるんですよ。
ヘタな議員の街頭宣伝なんかより、よっぽど聞き応えありますわ。
機会があれば是非どうぞ。


さて、それでは佳境に入ってきた一般質問のご報告の続きなど。
今回はこれまでの内容を踏まえての具体的な質疑です。
それでは早速始めます。

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【質問①】
特定健診の受診率向上のため、電話による受診勧奨を積極的に行うと共に、受診勧奨推進のために必要な体制の整備・強化に取り組むべきと考えるが、どうか?

【答弁①】
平成26年度は、兵庫県国民健康保険団体連合会の支援事業を活用し1,000名の方に電話勧奨を行ったほか、保険料納付案内コールセンターを活用し、特定健診が開始された平成20年度以降に1度以上受診したことがあるものの26年度は未受診になっている方、約31,000名のうち約11,000名の方にも電話勧奨を実施しました。
一方、過去に受診歴が全く無い方々は平成26年度で概ね37,000名ほどになり、過去に1度以上受診した方々に比べ受診率が著しく低いため、さらなる働きかけが必要ではあるものの、対象者数が多いことから、効率的に受診勧奨を実施しなくてはならないとも考えております。
そこで、今年度は過去に受診歴が全く無い方を対象に、電話による受診勧奨にあわせて受診しない理由の聞き取り調査も行うこととしております。
この電話勧奨及び聞き取り調査の結果をふまえ、電話勧奨の拡充及びそのための体制強化、または他の勧奨方法の有効性について検討し、受診率の向上を図ってまいります。

【質問②】
特定健診の受診率向上のため、集団健診の実施場所・実施頻度を増やすと共に、予約可能期間・予約受付時間の延長、予約なしでも受診できる体制の整備等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?

【答弁②】
ご指摘のとおり集団健診は、施設の要件から実施場所が限られ、実施日時や予約の受付は主に平日の昼間となっており、実施場所から遠かったり、平日の昼間に時間がとれなかったりする方々にとっては、受診しにくい状況となっております。
現在、人間ドックを除く特定健診受診者の約8割は個別医療機関で受診されていますが、今回の未受診の理由調査の結果、集団健診の夜間・休日のニーズが高かった場合などは、健診事業の全市的な担当である保健所と情報共有を行ったうえで、平日昼間以外の健診の実施や予約の受付対応及び実施場所の拡大もあわせ、ともに考えてまいります。

【質問③】
特定保健指導の実施率を向上するため、保健師の増強等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?

【答弁③】
特定保健指導は、特定健診の結果で決められた選定基準の対象者に対して保健師、栄養士が実施しています。
実際に特定保健指導を受けられた方は、生活習慣の見直しにより、体重や血液検査のデータが改善され指導効果が出ています。
しかし、対象者へ「連絡がとれない」「連絡がついても仕事がある」などで、保健指導に結びつかないケースが多く挙げられ、特定保健指導の実施率が目標値を下回っている状況です。
このため、今年度は兵庫県国民健康保険団体連合会が実施する支援事業を活用して、同連合会の保健師が8月・9月に夜間を含めて集中的に対象者へのアプローチを行う予定にしております。
この取り組みを通じて対象者へのアプローチ方法を研究するとともに、保健指導の実施時間を、夜間や休日等に拡充することが効果的であるという結果が得られれば、本市においても体制の強化を検討するなど、実施率向上対策について取り組んでまいります。

【質問④】
「特定保健指導」の対象にはならないが生活習慣病のリスクが高い方を対象とする保健指導の効果を上げるため、生活習慣病のリスクが高い方に対して、面談・電話による指導実施等、集中的な対応を行うべきと考えるが、どうか?

【答弁④】
本市国民健康保険では、特定保健指導の対象とならなかったものの生活習慣病のリスクが高い方に対して、電話による医療機関への受診勧奨や文書による精密検査の受診勧奨などを行っています。
しかし、詳細な医療費等の分析ができていないため、その後のフォローや効果の検証について十分ではないと認識しております。
このため、今年度に導入しました、健診結果と医療費等の状況をより詳しく分析できる国保データベースシステムを活用して、重症化のおそれがあるなど重点的な保健指導を必要とする対象者の基準を策定し、その対象者の状態に応じて効果的と思われる事業、例えば、特定保健指導のような一定期間継続する面談・電話の実施などについて検討してまいります。

【まとめて要望】
「特定健診の受診率向上のため、電話による受診勧奨を積極的に行うと共に、受診勧奨推進のために必要な体制の整備・強化に取り組むべきと考えるが、どうか? 」という質問、「特定健診の受診率向上のため、集団健診の実施場所・実施頻度を増やすと共に、予約可能期間・予約受付時間の延長、予約なしでも受診できる体制の整備等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?」という質問に対して、『過去に受診歴が全く無い方を対象に、電話による受診勧奨にあわせて受診しない理由の聞き取り調査も行う』こと、『この電話勧奨及び聞き取り調査の結果をふまえ』、今後の方向性について検討する旨のご答弁を頂きました。
また『特定保健指導の実施率を向上するため、保健師の増強等、必要な対策に取り組むべきと考えるが、どうか?』『「特定保健指導」の対象にはならないが生活習慣病のリスクが高い方を対象とする保健指導の効果を上げるため、生活習慣病のリスクが高い方に対して、面談・電話による指導実施等、集中的な対応を行うべきと考えるが、どうか?』という質問に対しても、まずは色々な研究を行ったうえで、対策に取り組んでいきたい旨のご答弁を頂きました。
費用対効果という観点から、調査・研究を行い、その結果を踏まえて対応するという方向性を否定するつもりはありません。
しかしながら質問でも申し上げたとおり、本市の特定健診受診率は平成24年度32.1%・平成25年度32.3%、平成26年度も33%程度に留まる見込みとなっています。
これは国が定める目標値である60%を大幅に下回っており、この目標を達成するためには市の積極的な取組が欠かせません。
市が取り組むべき内容は、今回の質問で網羅されているはずです。
もちろん調査・研究は行って頂けば結構ですが、市民一人一人の健康を増進し、健康寿命を延ばすために、自治体として、どんなことができるのか?
この点を真摯に考え、可能な限り、早期に調査結果を踏まえた積極的な取組を進めて頂きたい。
この点、要望しておきます。


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さあ明日は2015年夏のポスティング大会・第2回。
気合いを入れて頑張ります!
それでは失礼いたします。


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