通勤時間帯にすれ違う人の少なさにお盆を実感する今日この頃。
お休みの方には充実した時間を!
そして働いている方は、共に頑張りましょう!!
さて本題、飛び飛びになってしまっている6月議会での質疑報告の続きです。
それでは早速どうぞ。
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続いて大きい三点目、「市民の健康維持・増進と、中長期的な医療費抑制のために」です。
西宮市の国民健康保険における医療費は
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●平成23年度⇒約351億円
●平成24年度⇒約355億円
●平成25年度⇒約362億円
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と年々増加しています。
私は高齢化が進む中、本市の医療費が増加傾向にあることは自体はやむを得ない面が強いと考えています。
しかしながら今後一層の高齢化が進む中、個々人の健康管理が被保険者(=市民一人一人)にとっても、保険事業者(=市)にとっても、より一層重要な問題となっていくことは確実です。
だからこそ、
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●市民一人一人の健康を増進すること
●平均余命から平均介護期間を引いた、いわゆる「健康寿命」を延ばすこと
●これによって市民一人一人が、より文化的・健康的な生活を送ることができる、そんな取組を進めること
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が今後の自治体にとって、きわめて重要な役割の一つだと私は考えています。
そして、そうした取組を進めることが結果的に、保険事業者である自治体にとっては財政負担の軽減という果実を手に入れることにもつながるはずです。
そこで今回の質問では、主に生活習慣病対策の推進という観点から、市民の健康維持・増進と、中長期的な医療費抑制を目的とした取組について質疑します。
それでは↓資料⑧↓をご覧下さい(クリックで拡大)。
平成25年4月発行の「西宮市国民健康保険・第二期特定健康診査等実施計画」には『「生活習慣病が死亡原因の約6割を占め、医療費に占める割合が約3分の1とな」っている』と記載されています。
生活習慣病に起因する予防可能な疾患は糖尿病・高血圧・脂質異常症等、多岐に亘ります。
また、こうした疾患は一つに留まるものではありません。
広島県呉市の事例では人工透析該当者の96%以上が高血圧症、60%以上が高血圧症・糖尿病を保持しているとされています。
こうした生活習慣病が重症化した場合の典型的症例の一つが糖尿病性腎症です。
糖尿病性腎症が重症化して人工透析に移行した場合、概ね週に一度以上の通院と治療が必要となります。
また一人当たりの年平均医療費は約500万円から600万円にのぼると言われています。
糖尿病・高血圧・脂質異常症等、生活習慣病に起因する予防可能な疾患が悪化し、健康に様々な悪影響を及ぼす事例は本市においても目立っており、症状が進行した場合、市民一人一人の生活に重大な影響を及ぼすことになります。
こうした点を踏まえ、市は市民一人一人の生活習慣病の進行を妨げ、重症化を未然に防ぐ体制を整備すると共に、必要な取組を推進していくべきです。
しかしながら、こうした観点から見ると、本市の取組・体制には様々な問題が存在します。
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てな感じです。
というわけで次回以降、そのための具体的な提案についてなど。
でわでわ失礼いたします。