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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

感無量。市も「西宮の負担の大幅減額が大前提。それができなければ脱退も考えます!」という意思を公式に示しました!!

2021-11-15 11:47:38 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

土曜日は顧問を務めさせていただいている伏原町自治会の執行役員会&役員会。
日曜日は同じく顧問を務めさせていただいている北口町自治会と伏原町自治会が定例実施している公園清掃をはしごという充実のラインアップ。
こういう地道な活動を通して、きれいな公園が保たれていることを実感するわけで、ほんと地域の力って大切だと思います。
皆様も是非是非、各地域地域で行われている清掃活動等にご協力いただければありがたく思います。
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西宮北口町自治会HP


さて本題、今日は、丹波少年自然の家についてのお話ですよ。
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●昭和53年に阪神6市1町と丹波10町(現在は阪神7市1町+丹波市+丹波篠山市)で建設費や土地を負担し、事務組合を設立して設立された「丹波少年自然の家」という施設がある
→尼崎市が、関連する自治体で構成される「一部事務組合」から脱退する意向を示した
→西宮市が調整役となり、各市の副市長級で複数回協議したものの、事態に進展はなかった
→当時議長であった私が「納得いく内容で協議がまとまらない場合、脱退も含めた対応を検討しますよ!」という西宮市議会全体としての意思を総会の場で述べてきた
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という展開があったことは、既報の通り。
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【ご参照】
大切なのは「場合によっては西宮市も脱退しますよ!」という意思をはっきり示したこと。 丹波少年自然の家の定例会に出席してきました!@2021年2月のブログ

そもそも尼崎市が脱退の意向を示した背景には、
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●利用実績に比べて負担金額が多い
→加えて、丹波少年自然の家を利用しなくても、市保有施設で対応が可能
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という状況がありました。
でも、この構図、西宮にもほぼ当てはまるんですよね。
だったら、西宮市としても毅然とした姿勢で対応し、それが通らないのであれば、脱退も含めて検討しますという厳しい姿勢を示すべきでしょ?と。
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【ご参照】
大切なのは、市内の子供たちの自然学校の場を確保すること。 ~現在の、丹波少年自然の家のあり方を前提とした議論を進めることには反対です!@2020年8月のブログ

というわけで再三、厳しい指摘を行ってきたこの問題について、大きな進展がありました。
先週、開催された総務常任委員会で、今後の市の対応として
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①組合の運営費のあり方(負担金の負担割合の見直し)と運営体制については、現行の本市の管理運営費負担金を大幅に低減させることを条件とする
・管理運営費負担金の低減方策については、現行の算定方式に「利用割」を加える方法を導入することとする。
・また、運営体制については、指定管理者制度を導入したうえで、支出及び収入面での大幅な経費削減を行うこととする。その際、組合の事務局については、役割や必要性について検討する。
現有施設のあり方(脱退ルール)については、次期組合本会議(令和4年2月)までに結論を得るよう、協議を行う。
・建設費負担金については、管理運営費負担金と同様に、現行の算定方式に「利用割」を加えるよう協議を行う。
・尼崎市の脱退期限までに脱退ルールを導入するには、次期組合本会議までに一定の結論を得る必要がある。

本市として以上の提案を行ったうえで、これが整わない場合は、本市がとり得るあらゆる選択肢を視野に入れたうえで今後の協議を行う
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という方針が明確に示されたのです。
要は、議会が明確な意思を示し、市に対して決断を迫った結果、当初、後ろ向きだった西宮市も議会の意思に沿った姿勢を示すに至った!ということですね。
今回示された内容は、非常に評価できるものと受け止めています。
甚だ煮え切らなかった市の背中を蹴飛ばすべく、私なりに力を尽くした甲斐がありました!

それにしても、こうした方針が示されるまでの長かったこと。
ほんで、市の対応のどうにも煮え切らなかったこと…
そもそも、先に脱退の意思を表明した尼崎市と同じ条件にある西宮市としては、早い段階から脱退も選択肢の一つでありえたはず。
が、そんな状況の中で、敢えて調整役を買って出たことで、そういう厳しい主張ができにくくなった面、強くあると思うんですよね。
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【ご参照】
調整役になったら「まとまらないなら、うちもやめます!」とか言いにくくなるでしょ?その感覚がどうにも分からん...@丹波少年自然の家@2020年9月のブログ

公式資料として提示されていないので、この場に出すことはやめますが。
そんな状況の中で、西宮市から他市に提案する内容が、やたらと遠慮深い(=西宮市の負担が重くなるもの)になる傾向が強いことにも、強い疑問を持っていました。
そういうことばっかりしてるから芦屋市とのごみ処理場統合なんかでも、足元みられて、必要以上に強気に出られて、時間ばっかりたった挙句の果てに決裂するのでは???と思うんですよね。
交渉事なんですから、高めのボールも含めて投げていくのは当然のこと。
わざわざ自分の方から手札全部見せてどうするんやろ???と思うような場面も多々ありました。
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【ご参照】
決裂するべくして決裂した、芦屋市とのごみ処理場統合話。次に考えるべきは、市内に2つあるごみ焼却施設を1つにまとめることです!@2021年1月のブログ

と、厳しい内容が多くなりましたが、今回の展開に至ったこと自体は上にも述べたとおり、評価できるものと受け止めています。
引き続き、今後の展開を注視していくとともに、必要に応じて指摘・提案など行ってまいります。
もちろん、情報提供にも努めてまいります!

それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。