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●西宮市では毎年、監査委員が行う行政内部の監査とは別に、外部の公認会計士等が、特定のテーマを定めて監査を行う「包括外部監査」が実施されていること
→監査終了後に示される報告書には、興味深い内容が多いこと
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は、このブログでも何度も取り上げている通り。
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【ご参照】
やっぱり是正されていなかった、お金の取り扱い。リスク管理という観点から、こうした問題こそ徹底的に是正するべきです!@2020年3月のブログ
この包括外部監査、従来の市OBを中心とした内部監査が形骸化しているとの反省に立って、1997年の地方自治法改正で制度化されたものです。
実際、西宮市の監査報告も「日付が抜けていた」「受領印が漏れていた」等、書類上の不備を指摘するだけ…という感が強かったんですよね。
もちろん、そこら辺のチェックも大切なことだとは思っています。
が率直に言って、個人的には正直あまり読む気がしない代物でした。
もちろん毎回きちんと目は通していたんですけどね。
が、代表監査委員(=四人で構成される監査委員の代表)が、市OBから学識経験者の方にかわったことによって、徐々に様相が変わってきたと感じています。
例えば、今回の監査報告では書類上の不備もチェック・言及したうえで、
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●入札情報の漏洩対策として実施されている手法の適用範囲拡大を認めるなど、運用改善の必要性の指摘
●職務専念義務の規定に反して、市職員が公金ではないお金の取扱いに携わっていることの妥当性について指摘
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等が行われていました。
これらの内容は、従来なら確実にスルーされていたであろうものであり、こうした変化は大いに歓迎したいと思います。
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内部の声はもちろん、しっかりと受け止める。
そのうえで、必要な場面では外部の力も受け入れ、有効に活用させていただく。
こうした形を柔軟に取り入れることで、まだまだ本市の行政サービスはよくできると思っています。
及ばずながら、私も、そうした方向での提言など続けていきたいと思います。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。