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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

またもや飛び出した、巨大な施設整備計画。西宮市の財政って、ホンマに大丈夫なんやろか...

2018-10-25 11:21:34 | 市政全般に関連すること

遅ればせながらの話ではありますが。
9月議会での政新会・中川議員の一般質問において、寝耳に水な話が出てきたので、そのご報告をば。
ちなみにネタは、甲子園浜にあるゴルフ練習場「アコーディア・ガーデン甲子園浜」が位置する土地に関するお話です。
  ↓


以下、中川議員の質問と、それに対する石井市長の答弁の抜粋です。

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【質問】
~前略~
来年7月には貸付期間が終了し、市が買い戻しをしなければならない性格のものであること、しかし、いまだ利活用が決まっていない段階での手段として、利活用が決まるまで、いましばらくゴルフ練習場として使用させることも、考える案として議会からも出されていました。
~中略~
西宮市におけるサッカー施設は、他市と比べ、決して多く整備されているわけではありません。
小学生――第4種の人口は、他市より年々ふえています。
現在、県下では神戸市に次いで多い人口です。
~中略~
私は、この土地をサッカー場として利活用することに前向きな考えの一人です。
現在のサッカー人口の状況を考えれば、フットサル場も要るでしょう。
この土地が市民とともに利用できる場所であれば、市として今日まで考えておられたとおり、サッカー場として整備すべきではないか、改めて提案し、市の考えをお聞きしたいと思います。
 ↓
【答弁】
土地開発公社が所有する甲子園浜の土地についての御質問に私からお答えをいたします。
現在暫定的にゴルフ練習場として使用している当該土地の利活用の方針につきましては、これまで市内部において種々検討を行ってまいりました結果、今後、サッカー利用も可能な多目的グラウンドを含む公園として整備してまいりたいと考えております。
その理由といたしましては、
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●当該土地が本市の臨海部に位置する貴重な土地であり、広く市民の利用に供することが望ましいこと
●屋外競技場の不足を背景として、サッカーを初めとしたさまざまな競技が可能な多目的グラウンドの市民ニーズが非常に高いこと
●大規模な自然災害の発生に備えて仮設住宅用地や災害廃棄物の仮置き場などとして住宅密集地以外のエリアに一定のまとまった空間を確保しておく必要があること
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などによるものでございます。
このうち、特に、本市のスポーツ施設においてサッカーグラウンドの整備状況が脆弱であることは市も十分認識をしております。
例えば平成29年度のスポーツクラブ21における児童の競技人口は、野球やミニバスケットボールを抑え、サッカーが最も多くなっているのに対して、市内の多目的グラウンド7面のうち、サッカーのフルピッチのサイズを確保でき、さらに、雨天でも利用できる人工芝のグラウンドは、西宮浜多目的人工芝グラウンドしかございません。
このような現状を踏まえ、当該土地の買い戻しを前提として、これまでサッカー協会等の関係者から御意見も聞きながら、市の考え方を整理してまいりました。
このようなこれまでの検討経過に加え、競技団体からの強い要望もあることから、今回の多目的グラウンドの整備においては、サッカーを初めとしてグラウンドゴルフやラグビーなどに利用できるグラウンドとして整備してまいりたいと思います。
当該土地を利活用するための前提となる市への土地の買い戻しに係る経費は総額54億円を超えますが、公園整備の財源として国の交付金や市債を充当することなどにより、可能な限り財政負担の軽減と平準化に努めてまいりたいと考えております。
また、買い戻しの時期につきましても、今後の財政状況等を勘案してまいりながら、慎重に判断してまいりたいと考えております。
~後略~
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整備費用も含めると、総額60億円を超えるそうなんですよね、この話...

サッカー場として整備すること自体が「絶対にダメな話!」と思っているわけではないんですよ、私だって。
ただ、どこまで行っても財政的な制約はあるわけで、優先順位もつけずに「あれもこれも!」という姿勢で進み続けるのは、本当にまずいと思うのですよ。。。

というわけで、この話も踏まえての意見・要望を9月議会の一般質問では述べています。
その部分についての報告は、次回以降のブログにてご報告します。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。