西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

議員定数を41から40に1削減する条例案は、反対多数で否決されてしまいました...

2018-10-03 17:02:58 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日開催された決算特別委員会・建設分科会×土木局の座席表。
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西宮市役所の課数が、他市に比べてむやみと多いことが分かった後に、改めて見てみると、色々と思うところがありますな。
「みどり保全課」と「花と緑の課」とかまとめたらええんちゃうの???と思いますし、「交通安全対策課」と「自転車対策課」もまとめられそうな。
名前に「道路」やら「土木」やらとつく課長級も、やたらと多いですし。
土木局が一番分かりやすいと思ったので出しましたが、同じく建設常任委員会管轄である建設局も上下水道局も、色々と思うところはありますね。
こら課数の見直しについては、改めて、今後の展開をしっかり見ていかねばならんな...と。

てな話はさておき、本日は9月議会の最終日。
いくつかご報告しておきたいことはありますが、その中から今日は議員定数削減案について。

本日、私が所属する会派・ぜんしんの所属議員+維新プラス所属議員(計9人)の連名で、現在41の議員定数を40に1削減する条例案を提出しました。
以下、提出者を代表して行った、わたなべ議員の提案理由説明です。
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昨年度、座長、各会派の委員及び無所属議員の代表者により、「議会運営の課題に関する検討会議」が設置されました。
「会派・ぜんしん」は検討会議の議題として「議員定数について」を提案し、(11/10から11/21、12/20、1/19、2/7、2/19まで)計6回、検討会議にて「議員定数について」協議されました。
地方分権一括法により、議員定数の法定定数が廃止されて以降、西宮市議会の議員定数は48人から45人、45人から42人、42人から41人と削減されてきました。
現在の議員定数は41人ですが、平成28年6月定例会以降、決算審査・予算審査も含めて1年以上の期間40人の議員数で議会は運営されてきました。
しかし、40人であっても明確な不都合は生じていません。
これまでも同様に議員数に欠員がでたことから協議により議員定数が削減されてきました。

また、我々「会派・ぜんしん」は本市の厳しい財政状況を踏まえ、自らの身を切る姿勢を議会が率先して示すべきと考えています。
そのため、議員定数を削減して40名にすべきと考えています。
提案に関する説明は以上です。
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ちなみに「現在の議員定数は41人ですが」「40人であっても明確な不都合は生じていません」というところを提案理由にしているのは、「これまでも同様に議員数に欠員がでたことから協議により議員定数が削減されてきました」という流れがあるから。
ここらへんを提案理由にすることで、同様の議案に過去賛成してきた会派さんにも賛同していただきやすくなるかな...と思ったんですよね。
ここらへんについては以下のブログなどご覧頂ければ、と。
  ↓
【ご参考】
議員定数の削減について@澁谷祐介の活動日記×2014年6月12日

なのですが、同議案は
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賛成:会派・ぜんしん、維新プラス、無所属議員1名(計10名)
反対:政新会、公明党議員団、日本共産党西宮市会議員団、市民クラブ改革、無所属議員3名(計29名)
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の圧倒的多数で否決されてしまいました。
なんだかなあ...

私共が、こうした主張をする根底にあるのは「本市の厳しい財政状況を踏まえ、自らの身を切る姿勢を議会が率先して示すべきと考えています」という姿勢です。
「多様な意見を拾い、議論を尽くすことこそ、議員にとって、きわめて重要。そうした観点からは、議員はむしろ多ければ多いほど良い!」的な主張を、全面的に否定するつもりはありません。
でも現場を知るものとしての感覚も含めて言うなら、正直、どうにも賛同しかねるわけで。
我々にしてみれば、ごくごく当たり前の主張だと思ってるのですが、この条例案が圧倒的な反対多数で否決されてしまうあたり、つくづく、残念です...

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。