今日のブログは私にしては珍しく(?)、西宮市だけではどうにもならない話についてですよ。
ちょっとばかり、お付き合いくださいな。
先の衆議院議員選挙において、自民党が公約として掲げた「幼児教育・保育無償化」。
最近は「認可外保育所を無償化の対象とするかどうか検討中」といった報道も多く流れるようになってきていますね。
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【ご参考】
認可外保育園も一部対象 幼児教育無償化で政府方針転換@11月10日付・朝日新聞デジタル
もちろん「無料になったら嬉しいな~」というご意見は多くあることと思います。
我が家にも対象年齢になる子供がいますし、そうなったらありがたいわなあとも思うのですよ、ごく個人的には。
でも一方で、この話いまいち乗りにくいなあ...と思っておりまして。
まず一点目は、謎の格差があるという点。
上の記事にも書いてありますが、元々の公約は「0~2歳児は低所得世帯のみ、3~5歳児は保育園や幼稚園の利用料を全員無料」という内容なんですよね。
でも、なんで、3~5歳児は全員無料やのに0~2歳児は低所得世帯限定なんやろ???
個人的には、やるなら
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●0~5歳児は全員無料
●0~2歳児は全員無料、3~5歳児は低所得世帯のみ無料
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のどっちかの方が、よっぽど乗りやすいと思うのですが。。。
で、もひとつ気になるのが、これをやるくらいなら、むしろ喫緊の課題である待機児童対策を進めるべきでは???というお話なんですよね。
「幼児教育無償化を進めるために財源が必要!
だったら従来、待機児童対策に向けてきた費用を、そちらに向けるしかない!!」
みたいな話が出てきはせんかいな...と。
現状の待機児童対策の深刻さを考えるなら。
無償化に投下する資金があるなら、むしろ
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●保育所待機児童対策に、資金を投下!
●(保育士不測の要因である)保育士の処遇改善にも、資金を投下!
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という方向を取った方が良いのでは???と思うんですよね、私。
そもそも幼児教育無償化を進めた場合、保育所に対する需要は今以上に伸びるはず。
そうなれば待機児童問題は、ますます深刻化するはずなわけで。
てなことをつらつら考えていたら、こんなページを見つけました。
よろしければ、是非ご覧くださいませ。
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幼児教育・保育無償化は本当に必要な人から。圧倒的に足りていない保育の量と質の拡充を同時に!
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「待機児童がまだまだ多くいる中で、そもそも保育所に預けられている人とそうでない人の格差をさらに激しくする可能性があります。
誰もが子育てしやすい社会になるよう、無償化は本当に必要な人たちから行い、保育士の処遇改善や保育施設を増やすといった待機児童対策に財源を充てるよう方針転換をお願いします!」
という主張に、強く賛同します。
にしても、個人が、こうした取組みを推進することが出来るようになっているあたり、ほんと、すごい時代やなあ。。。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。