西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

それって「仕事の内容が変わるような配置転換はしません!」ってことですか?だったら現場を抱える業務の民間移管推進なんか、絶対ムリなんちゃいますの。。。

2017-03-15 10:31:58 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日は三男の誕生日。
イヤイヤ期が極まっていて、なかなか大変な今日この頃ですが、元気で健康に育ってくれているのが、親としてはなによりありがたいですね。
しみじみ、様々な事柄に感謝しつつ。
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さて本題、前回ブログでの前振りを受けて、具体的な質疑の内容のご報告など。
それでは早速どうぞ。

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【質問①】
自身がマニフェストで示した『そもそも、民間が低コストで高品質なサービスを提供できるこれらの業務の従事者を、役所が直接雇用する必要は何もありません。』という内容と現状の格差についての市長の見解はどうか?
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【答弁①】
技能労務職員が従事する業務のあり方につきましては12月市議会で答弁しましたとおり、直営の必要性の判断や委託など効率的な事業手法の検討、及び直営が必要との判断をした場合においても必要最小限の態勢についての合理的な分析を行い、適正で安定した行政サービスを、責任を持って提供していく立場から見直し作業を行ってまいりました。
一定規模の直営が必要とする業務につきましても、直接職員を任用する必要があるか否かについての検証をじゅうぶんに行い、結論を出しております。
したがいまして、市自らが業務におけるスキルの維持やノウハウの蓄積をしていく観点から、業務継続のための最低限の人員確保をするべきと判断したものにつきましては、必要な職員採用を行わなければならないものと考えております。

【質問②】
「ごみ収集業務」について整理は完了したと考えているのか?
それとも更なる見直しが必要と考えているのか?
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【答弁②】
このたび明示しました、委託拡大や職員採用をはじめとするごみ収集業務の方針につきましても、いま述べました論点で検討・整理した内容であり、合理性のあるものと考えております。
したがいまして、今後はこれらの方針に基づき、ごみの収集方法や収集量等の状況に応じた適正な人員及び車両配備に努め、さらなる収集業務の効率化を図ってまいります

【質問③】
ごみ収集以外の業務について、未だに具体的な方針を示していないことについて、どう考えているのか?
また本当に、新年度こそは具体的な内容が示されるのか?
それが「しかるべき時期を定めて、あり方の検討を行うもの」ばかりということはないのか?
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【答弁③】
自動車運転手、学校用務員、給食調理員など、「ごみ収集業務」の衛生作業員以外のすべての職種につきましては、施政方針でも述べましたとおり、業務ごとにあり方を分析し、既に整理はできている状況でございます。
これらの職集についても、来年度中に関係職員団体との協議を行う予定としており、交渉時期等にてお示ししたいと考えております。

【質問④】
市長就任後、初の所信表明で示された「職員の任用及び職種の違いを越えた職員配置のあり方」についての検討の進捗状況はどうか?
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【答弁④】
一般的に、配置転換する場合において、これまで従事してきた業務の内容や職員の特性を考慮した転換を行わなければ、その職員を有効に活用することはできません。
民間活力の導入も含めた効率的な組織運営に向けた検討を行う上でも、このような観点からのアプローチを行っております。
先ほど述べましたとおり、民間委託を行う場合におきましても、市として、すべての市民サービスに対して責任を持って提供していく使命があります。
そのためのチェック能力やスキル、ノウハウの確保は必要であり、職員がこれまでに培ったスキルやキャリアを活かして指導的な立場として業務を行わせることが、結果として、より効率的な組織運営に繋がるものと考えております。
効率的な業務執行を行っていくうえで、今後もし、特定の職種の職員が転任せざるを得ないような事例が発生した場合におきましても、職員の特性に合った職員配置を行っていく方針でありますが、現在、業務の見直し作業を進めている中でこのような事例は発生しておりません。

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てな感じが、とりあえずのやり取りです。
詳細は次回以降のブログに譲りますが、なにせ選挙時の主張との温度感の違いが甚だしすぎるよな。。。

ところで質問&回答の④。
①~③については過去にも取り上げてきた内容なので、今日のブログでは、あまり色々言いませんが、④の受け答えも大問題だと思っています。
こういうスタンスだから
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●現在の三人運行体制を二人運行体制に変えると、浮く人員が出てきてしまう!
  ↓
●でも、ごみ収集業務に従事している職員に、それ以外の仕事をさせるわけにはいかない。。。
  ↓
●なにがなんでも三人運行体制を死守せねば!!!
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な流れになるんちゃうの...と。
過去にはごみ処理施設を閉鎖した結果、仕事がなくなった職員(人件費総計2億円以上!)に、「場内の除草」「剪定した枝の堆肥化」みたいな仕事をさせていたという実例もあるわけで。
こんな現状で「職員がこれまでに培ったスキルやキャリアを活かして指導的な立場として業務を行わせることが、結果として、より効率的な組織運営に繋がるものと考えております」とか言われても説得力ないよな~。。。
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【ご参考】
しぶやの市政報告31号×裏面@2012年10月発行

答弁の中で、「現在、業務の見直し作業を進めている中でこのような(=特定の職種の職員が転任せざるを得ないような)事例は発生しておりません」とか言ってますけど、それも、そらそうでしょうよ、と。
だって、市長選挙の時に言ってたような抜本的取組、なんにも進めてないんですもの。
ごみ収集以外の職種について、「来年度中に関係職員団体との協議を行う予定としており、交渉時期等にてお示ししたい」とか言ってるけど、ここまでの経緯を見る限り、これまた期待できる気がしませんし。

どうしても辛口になっちゃいますね、この手の話。
次回ブログでは、今回のやり取りを受けての更なるツッコミを掲載予定です。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。