先日のブログの続きです。
7月26日付・神戸新聞に、↓こんな記事が載りました。↓
がれき処理、兵庫分白紙 突然の撤回に自治体困惑
関西の自治体側担当者の言葉として、
「寝耳に水で驚いている」
「何の前触れもなかった」
「予期せぬ事態」
といった言葉が書き連ねられています。
これだけ見てると、ひどい話やなあと思うのですが、
どうも、実際の経過を見ていると、そうとばかりもいえないようで。
↓こちらの12ページ目をご覧下さい。↓
http://kouikishori.env.go.jp/news/pdf/20120629b_02.pdf
これ、環境省の「広域処理情報サイト」に載っている内容です。
で、日付は「平成24年6月29日」です。
ここで、むちゃくちゃ気になるのが、
1.全般的な状況
(1)可燃物・木くず
の本文・8行目からの内容。
以下、引用します。
具体的には、既に実施中・調整中の最優先自治体における広域処理の受入予定量により、広域処理必要量がカバーできる見通しが得られつつあり、(特に岩手県)、当面はこれら調整中の最優先自治体における広域処理を確実なものとすることに、全力を挙げることが重要である。
したがって、それ以外の自治体との調整は、当面見合わせつつ、概ね7月中を目途とする、広域処理を含めた災害廃棄物のより具体的な全体像を示す計画(以下「全体計画」)の策定に合せて、必要性を整理する。
この内容を整理すると、件の新聞報道の一ヶ月前には既に国が、
『既に実施中・調整中の最優先自治体以外の自治体との調整は
当面見合わせ、概ね7月中を目途に全体計画を策定する』
という方針を示していたことになります。
だったら、発信元が宮城県か国かというのは別にしても、
「突然の撤回」というのも奇妙だし、
「自治体困惑」ってのも、なんだかなあ、と思うのですよ。
なんか、この話、釈然としないことが多いんですよね。
と書いて、今日は、ここまで。
それでは失礼いたします。