遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

落花狼藉

2020年04月23日 13時11分39秒 | 読書

        落花狼藉    浅井まかて(著)2019年8月発行

  江戸に徳川幕府が置かれた初期の頃、

  日本橋のはずれに吉原と呼ばれことになる傾城町が造られた。

  吉原を守り維持運営すべく幕府と交渉を重ね努力した男たち、

  花魁を筆頭に花街に生きる女たちの矜持、

  その生活を支える人々、、、 

  吉原の西田屋の女将となる「かよ」の成長と、

  彼女の目を通し吉原の変遷の歴史が描かれていく。

  吉原内部のトラブル、江戸の社会と幕府という外界との問題、

  更に、水害や数度も大火事により全てを失うという苦難、

  それらあまたの試練を乗り越え、

  街を存続させるべく努力する人々の逞しさが印象に残った。

    母

  

  

  

  

  

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