あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: アテンザワゴンで『しまなみ』キャンプツーリング(2)

2009年03月31日 | 旅するシーカヤック
2009年3月30日(月) 浜に張ったテントの中で目を覚ます。 冬用のシュラフだったので、寒さを感じる事も無く熟睡できた。 テントの外は静か。 特に風も無い様子。
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テントから這い出すと、気温は低い。 うーっ、サブっ。
朝食は、昨日の鯖味噌煮缶鍋の残りに、ご飯と追加の春菊を入れて一煮立ちさせた雑炊と、蟹玉スープ。

寒い朝。 暖かい食事を摂る事で、体の芯からジワジワと温まっていくのが実感できる。

『ごちそうさまでした』 食事を終え、残ったお湯をコッフェルに入れて箸とスプーンで表面を刮げ、きれいにする。
ストームクッカーでお湯を沸かし、熱い紅茶を飲む。 独り、静かな浜辺で過ごすキャンプツーリングの朝。 何とも言い表せない、心地良い雰囲気。

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ゆっくりと出艇準備。 今日は、大横島でお昼ご飯でも食べるかな。 大横島は目の前なので、少し回り道してみることにした。 浜から漕ぎ出すとバウを南西に向ける。
浜をチェックしながら岸沿いを漕ぎ進み、浦戸へ。
 
そこからUターンして、バウを北北西に。 大横島へと向かって漕ぎ上がる。
大横島の傍まで来た頃、次第に北東の吹き出しが強まってきた。 時間とともに風が強くなり、あっと言う間に白波が立ち始める。

ここは、北東方向に海峡が開けているので、北東や南西の風が強くなると荒れてくる。 今日は幸い北東の風でオフショアのため、それほど波は高くないが、あまり気持ちのよいものではない。 大横島での休憩と昼食は取りやめにして、浜に漕ぎ戻る事にした。

こうしてみると、結構な向かい風。 スプラッシュを顔に浴びながら、風に向かって、時には間切って、一漕ぎ一漕ぎ、しっかりキャッチしながら漕ぎ上がる。 今朝は、お散歩ツーリングというよりは、朝のトレーニングのようなパドリングになった。
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浜に戻り、しばらくすると風向きが変わってきた。 風も少し落ちたようで、海はきれいである。
 
それにしても、今年は風が強い日が多い。 『風の年』である。
コンディションが良ければ連泊も、と考えていたが、今朝の風で連泊する気も失せ、家に戻る事にした。
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シーカヤックとキャンプ道具を片付け、クルマに積み込む。 近くにある『マーレグラッシア』に立ち寄り、温泉でゆっくりと旅の疲れを癒した。

帰り道、大三島の北東岸に出てみると、生口島との間の海峡は強い風が抜けており、バシャバシャと白波が立っている。 いやはや、なんとも。。。
大浜PAに立ち寄り、昼食を摂る。 ここのお気に入りは、『タコ天丼』 揚げたて熱々のタコ天丼に、つゆを回し掛けて食すのだが、これがウマいのである。 『ごちそうさまでした!』
『タコ飯』と『タコ唐揚げ』に始まり、『タコ天丼』で〆。 しまなみらしい旅になった。

アテンザワゴンに換えてから、初めてのカヌーツーリング。 運転が楽しく、長距離移動が一層快適に。 そしてなにより、カーブが来るのが楽しい。

帰り道、納車から505kmを走行した時点で給油してみた。 得意のエコ運転の結果はどうかな?
燃料系の針はちょうど真ん中辺りを指しており、給油量は42L。
計算すると、燃費は12.0km/L。 カタログの10.15モード燃費が、12.4km/Lだから、モード燃費の約97%を達成!

ロードスターと違ってATだから、ドライバーの制御自由度が限られているなかで、これはなかなか良い燃費じゃあないか。
それに、500kmの内、100km弱は長男と妻の運転も込みだから、私だけのエコ運転ならモード燃費越えも可能?

運転が楽しく、長距離移動も楽で、燃費も良い。 キャリア取り付け位置が絶妙の場所で、シーカヤックを積む時の前後バランスがバッチリ。 これは、シーカヤックスペシャルとして最高かも。
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