朝日新聞 2010年2月16日8時43分
昭和シェル石油、精製能力削減へ 稼働率低下で1~2割
石油元売り大手の昭和シェル石油は、原油の精製能力をグループ内で1~2割削減する方針を固めた。ガソリンや軽油などの販売が振るわず、設備の稼働率が下がって収益が悪化しているためだ。石油業界では、他社も精製能力の削減に踏み切り始めている。
昭和シェルの2008年12月期の連結純損益は162億円の赤字。ガソリンや軽油、重油の需要が低迷し、販売量が減って利益を圧迫しており、09年12月期も2年連続の赤字になる見通しだ。
21世紀より石油精製能力は大過剰になり、精製能力を削って設備稼働率の向上に努めてきたが、最近はさらに稼働率も下がってきている。設備の廃業・整理に向かうだろう。原因はもちろん投機による原油価格高騰により、世界が脱石油へ向かっていることである。そして世界大不況により石油需要が大幅に減少したことだ。いずれ石油は枯渇するので、この傾向はファンダメンタルである。
昭和シェル石油、精製能力削減へ 稼働率低下で1~2割
石油元売り大手の昭和シェル石油は、原油の精製能力をグループ内で1~2割削減する方針を固めた。ガソリンや軽油などの販売が振るわず、設備の稼働率が下がって収益が悪化しているためだ。石油業界では、他社も精製能力の削減に踏み切り始めている。
昭和シェルの2008年12月期の連結純損益は162億円の赤字。ガソリンや軽油、重油の需要が低迷し、販売量が減って利益を圧迫しており、09年12月期も2年連続の赤字になる見通しだ。
21世紀より石油精製能力は大過剰になり、精製能力を削って設備稼働率の向上に努めてきたが、最近はさらに稼働率も下がってきている。設備の廃業・整理に向かうだろう。原因はもちろん投機による原油価格高騰により、世界が脱石油へ向かっていることである。そして世界大不況により石油需要が大幅に減少したことだ。いずれ石油は枯渇するので、この傾向はファンダメンタルである。