おはようございます。
3月8日にもプリキュアを見たのですが、コメントをまだ書いていなかったので・・・。
あらためて先ほど録画を見返して、この日の放送分へのコメントを書いておきますね。
(1)さて、シリーズのタイトル(ヒーリングっとプリキュア)からもわかるように、今年のプリキュアのメインストーリーは「癒し」や「回復」ということ。これから主人公ののどか=キュアグレースを中心に、ちゆ=キュアフォンテーヌ、ひなた=キュアスパークルのそれぞれの「回復」や「癒し」の物語が描かれると思います。
(2)ただ、「回復」や「癒し」の物語の前には、どこかに「喪失」や「悲嘆」「傷つき」の物語があるはずです。そういうまなざしで前回までの放送分を見ると、ちゆ=キュアフォンテーヌの家(温泉旅館)には父親が、ひなた=キュアスパークルの家(兄の営む動物病院、姉の営むカフェ)には両親が不在であることに気付きました。そのことが、もしかしたら今後の物語の展開の「伏線」になっているかもしれません。
(3)その上で、今回の物語について書きます。今回は、のどか=キュアグレースの「回復」の物語ですね。といっても、かつて病気で長期入院していたのどかが元気になり、中学校に通えるようになったことで、のどかの母親が職場に復帰できるようになるという話です。のどかは朝、「お母さんといっしょに出かけられるようになったのがうれしい」と語りかけます。
(4)ちなみにのどかの父親は家のリフォームを手掛けるデザイナー、母親はトラックの運転手。もともと母親は長距離トラックに乗っていたようですが、のどかの病気で一度退職。のどかが学校に通えるようになったので、地元の運送業者に再就職という設定です。また、ちゆ=キュアフォンテーヌの旅館を幼い頃から知っていたようなので、どうやらのどかの母親はこの街出身のようですね。同じ年頃の娘がいるということは、年齢的にも近いと考えると…。もしかしたら、のどかの母親とちゆの母親にも接点があるのかもしれません。
(5)さて、のどかの母親が仕事に出るようになると、家には子犬のラテ(=ヒーリングアニマル)と妖精のラビリン(=地球をお手当するお医者さん見習い)だけが残されることになります。そんなラテとラビリンの様子を見守るために、ニャトラン・ペギタンという別の妖精もやってきます。ただ、退屈していそうなラテを庭に出そうと窓を開けたら、ラテがいきなり走りだし、家の外へかけだしてしまいます。あわててラビリンたちが追いかけるのですが・・・。どうやらのどかの母親のいる運送業者に向かった様子。ラビリンがのどかたちを呼び、運送業者前で無事にラテを見付けます。ラテはどうやら、ずっと自分のことをよしよししてくれたのどかの母親に会いたかったようです。そんなのどかの母親は、妖精たちから見ていると、ラテの母親=ティアティーヌに似ているようです。
(6)一方、収穫されたイチゴの出荷のために、のどかの母親はイチゴ農園までトラックで出かけていたのですが、そこにダルイゼンとメガビョーゲンが現れます。「お母さんをたすけたい」というのどかたちがかけつけ、プリキュアに変身して、メガビョーゲンを退治しようとします。このとき、ダルイゼンとメガビョーゲンは、イチゴ農園の土を蝕んでいき、それに変身後のキュアグレースが足をとられてうごけなくなります。「なぜそんなことするの?」と問うキュアグレースに、ダルイゼンは「俺は人間じゃないから人の心はない」「俺は(土が蝕まれているほうが)居心地がいい、自分さえよければいい」と語りかけます。でもまぁ、プリキュア3人でメガビョーゲンを退治して、ダルイゼンも去っていくのですが。
(7)メガビョーゲンとダルイゼンが去ったあと、プリキュアたちは「実りのエレメントボトル」を手に入れます。妖精さんたちの話では、花・水・光の3つのボトル(=プリキュアの変身に必要なボトルでもありますが)以外のボトルは見たことがないと。この「実りのエレメントボトル」も、プリキュアたちの持っている「お手当」道具の入ったバックにしばらく入れておくことになりましたが・・・。いまでボトルは4つ。どうもそのバックにはあと5つ、ボトルが入りそうです。
(8)ラストの場面では、のどかの母親がちゆ、ひなたに対して、「のどかが学校に復帰して、仲良しの友達が早くできたことがうれしい」と語ります。また、ラテの母親・ティアティーヌが「ビョーゲンズの気配が消えた。ラテもいい人間にめぐりあえた」と喜んでいる姿も描かれます。
(9)来週は予告を見る限り、どうやら毎年のプリキュアで必ずといっていいほど出てくる話。「自分たちの正体が学校でバレないように、どうするか?」という物語のようですね。のどかがいろいろと疑われるようですが・・・。まあ、こんな感じで、しばらくは穏やかな物語が続きそうです。