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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

6月23日のプリキュアの話です。

2024-06-26 19:19:22 | プリキュア話

今日は6月26日(水)。3日遅れですが、6月23日放送分のプリキュアの話を書いておきます。

さて、前回放送分でキュアニャミー=ネコのゆきとキュアリリアン=ゆきの飼い主のまゆが、新たにプリキュアの仲間として動きはじめることになりました。また、プリキュアの仲間になるために、執事のメエメエに対してキュアニャミーが出した条件が、キュアワンダフル=子犬のこむぎやキュアフレンディ=こむぎの飼い主のいろは、そしてまゆといっしょに中学校に通うこと。なので、今回はゆきが転校生として、いろは・こむぎ・まゆの学校に通い始めるところが描かれます。

冒頭は転校生として、クラス全員にゆきが紹介される場面からはじまります。ただ、ゆきはいつものくせでまゆの隣に座って、べたべたくっつこうとします。先に自分が人間の姿で学校に通い始めているので、こむぎがゆきに学校のことを案内しようとするのですが…。ゆきは「別に教えてほしいなんて頼んでない」という感じ。おまけにゆきはこむぎに対して「ワンダフルってなに? ネコなのにワンなんておことわり」という始末。

ただ、ゆきは人間としての生活にも自信があるようで…。スポーツも、絵も、勉強も、そしてクラスの課題である刺しゅうも、全部上手にやってのけます。一方こむぎ・いろはは、刺しゅうが全然できません。そんななか、まゆは集中して刺しゅうに励んでます。そんなまゆの姿を「すごい」っていろはたちは見守っています。

お昼ごはんどきになると、ゆきは「夜中につくった」という特製弁当を出してきて、まゆに食べさせようとします。こむぎはゆきに「人間の姿のときは何を食べても大丈夫」と耳打ちします。その後もゆきはまゆの世話を何かとやこうとします。その姿を見て、いろはたちは「ゆきはほんとうにまゆが大好きなんだ」と感心します。

そんなゆきの姿を見て、演劇部の生徒たちが「お姫様役が似合いそうだから、部活に入らないか?」とさそいにきます。「まゆが入るなら…」みたいな雰囲気を漂わせるゆきに、まゆは「私は人前に出るのがちょっと…」というので、結局、断ってしまいます。そんなゆきを見て、まゆは「せっかく学校に居るのだから、私以外の人とも仲良くなってほしい」と伝えます。でもゆきは「私はまゆを守りたい。ず~っといっしょにいたい」と返事します。

昼休みの間も、こむぎ・いろははゆき・まゆに刺しゅうを習います。そんなときにさとるくんがやってきて、ペットの大福(うさぎ)の姿の刺しゅうができたと見せにきます。どうやら大福へのプレゼントにするそうです。そこで、いろはとまゆ、こむぎとゆきで、刺しゅうしたハンカチを交換しようという提案が出ます。でもゆきは「したくない」と。それでもまゆは「私はやりた」といい、こむぎも「ワンダフルなハンカチをつくる」といって、刺しゅうしたハンカチの交換話が進みます。

そのあと、ひたすら刺しゅうに集中してまわりがだんだん見えなくなるまゆ…。そんなまゆを見て、いろはが「かっこいい」と言います。そのとき、ゆきがこむぎ・いろはを呼び出します。ゆきは「あなたは、あのときの子とちがう」と、こむぎ・いろはに伝えます。どうやら前の学校にいるとき、まゆは仲良しの子にチンチラの刺しゅうをしたハンカチをプレゼントしようと、休み時間に集中して作業をしていたのだとか。でも、集中すると誰が話しかけても声が聞こえないまゆは、その仲良しの子に声をかけられても気付かなくなったとか。そこで二人の間に誤解ができて、仲が悪くなってしまった。自分の部屋に帰ってひたすら泣くまゆは、ゆきを抱いて安心していたのだとか。

そういう経験があるがゆえに、ゆきは「まゆにもう傷ついてほしくない。誰かとかかわって傷つくなら、友達なんていらない」と思っているのだとか。でも、こむぎは「ぜんぜんわからない。仲良しだってケンカする。いろはとだってケンカしたけど、そのあともっと仲良くなれた。このあともずっといっしょ。それはゆきとまゆも同じでしょ? いっしょに居た方がワンダフル」と伝えます。いろはも「あしたけんかするかもしれないから、今日仲良くしないっていうのは、とてもつらい。だから私は仲良くしたい」と伝えます。

一方、刺しゅうの手がとまって、集中が途切れたまゆは、いろは・こむぎ・ゆきがいないことに気付きます。「私、集中するとまわりが見えなくて…」というまゆに、大福の刺しゅうを手直ししていたさとるくんが「(いろはちゃんたちは)集中していて、すごいって言っていたよ。大丈夫」と伝えます。

そんなとき、学校にガルガルが現れます。そのガルガルが出す音波で、なぜか学校の他の生徒・教員たちが眠くなります。プリキュアたちも眠くなるのですが、なぜかこむぎだけが元気。こむぎがほかのプリキュアたちを起こして、みんなプリキュアに変身します。このときキュアニャミー・キュアリリアンのコンビは「ニャンだフルプリキュア」と名乗ります。「ワンダフル」は嫌だけど「ニャンだフル」ならいいようですね、キュアニャミー。

その後もガルガルの出す音波で、プリキュアたちもだんだん眠くなります。今度のガルガルは、どうやらパンダの様子。ただ寝相が悪くて、寝返りをうつたびに学校の運動場に穴があいたり、プリキュアたちにパンチが飛んでくる様子。そんななか眠気とたたかいながら「パンダの好きなものはタイヤ…」という声を聴いて、キュアニャミーがキラリンアニマルのキツネを呼び出します。そのキツネの化ける力を使って、ひとり元気なキュアワンダフルをタイヤに化けさせ、パンダのガルガルといっしょに遊ばせます。遊び疲れて再び寝始めたガルガルを、キュアニャミー・キュアリリアンがタンバリンをつかってキラリンアニマルの姿に戻します。そして、キラリンアニマルのパンダを、キュアニャミー・キュアリリアンがニコガーデンに帰します。

ラストの場面ですが、上手に子犬の姿のこむぎを刺しゅうしたハンカチを、まゆはいろはに渡します。その一方、ヘタクソでとても雪だるまには見えない刺しゅうをしたハンカチを、こむぎがゆきに渡します。「なんなの、これ?」といって、こむぎが渡したハンカチを見て笑うゆき。どうやらこむぎとゆきは、少し仲良くなったようです。ゆきも、こむぎといっしょにいると楽しそうです。

・・・という具合に、いままで何かとまゆにべったりで、他の人や動物とかかわることができなかったゆき。そのゆきが、いっしょにプリキュアとして活動したり、学校に通ったりするなかで、徐々にいろは&こむぎのもうひとつのプリキュアのコンビとかかわったり、さとるくんほかの中学校のみんなとかかわれるようになっていく。そのプロセスが今後、プリキュアの物語のなかで描かれてくるのだろうな、と。また、今はいろは&こむぎ、まゆ&ゆきという2つのコンビにわかれているプリキュアたちですが、そのうちに4人の合体技などを出すようになるのではないか、と。そんなことを予感させたのが、今回の放送分でした。ちなみに次回は、子犬のこむぎがとりくむドッグスポーツの話になる様子です。

ということで、今回のプリキュアの話、おわります。



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