できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(12月17日)のプリキュアの話です。

2017-12-17 12:44:02 | プリキュア話

おはようございます。

いつもどおり日曜日朝なので、プリキュアの話から。

今日はキュアショコラ=剣城あきらの話が中心になる回でしたね。また、あきらが中心になる回は、必ずといっていいほど、病気療養中の妹・みくとの関係が話題になる回ですね。

まあ、そんなわけで「妹の病気を治したい」という思いから「医者になりたい」と考え、医学部進学を意識し始めた高校生プリキュアのあきらに対して、「お姉ちゃんに迷惑かけたくない。お姉ちゃんの人生を私が縛っちゃいけない・・・」という妹・みく。そんなみくの心の闇にノワールの手下・エリシオがつけこんでくる、というのが今回の主なすじ書きです。

それで今回「なかなか、よくできてるなぁ」と思ったのは・・・。ノワールの支配する「心の闇の世界」がどんなものか、それが描かれていたということ。

まず「心の闇の世界」は、どうやら公衆電話で私たちの暮らす世界とつながっているようです。みくがエリシオの声に引き寄せられて闇の世界に引きずり込まれたのは、病院の公衆電話。あきらがみくを探しに飛び込んだのも、街中の電話ボックス。そして、闇の世界に行ったあきらを追いかけようとしたプリキュアたちが、ジュリオに教えられて飛び込んだのも、電話ボックスでした。これから公衆電話を見たり、電話ボックスを見かけたら、「あれはノワールのいる心の闇の世界への入り口」と思うことにしましょう(笑)

次に、その「心の闇の世界」は、エリシオ曰く「(自分たちの)心の闇が形になる世界」だとか。基本的に灰色のトーンで、今回はみくを閉じ込めた巨大な「雪だるま」がでてきました。それはあきら・みく姉妹がずっとかなえられなかった「いっしょに雪の降る日に、雪だるまをつくろう」という夢、それの象徴ですね。また、「お姉ちゃんの人生をこれ以上縛ってはいけない・・・」と苦しむみくの心の闇が、その雪だるまをどんどん巨大化させていきます。

これに対してあきらはキュアショコラに変身し、雪だるまのなかに飛び込みます。そんなキュアショコラに、エリシオは「あなたも(みくと思うようにかかわれなくて)さみしかったんでしょう」と語りかけて、いったんはキュアショコラを闇に染めてしまいます。でも、キュアショコラは「このさみしさこそ、自分の力」といい、染まった闇を光でそぎおとし、みくに対しても「自分がほんとうにそうしたくて、医者になろうとしているんだ」という趣旨の話をします。そこで雪だるま、つまり「心の闇」のなかからキュアショコラ&みくが光に包まれて出てくることができました。

そのあと、キュアショコラは他のプリキュアたちと合流して、エリシオと対決、エリシオを追い払うわけですが・・・。プリキュアたちの放った光の力で、「心の闇の世界」の天井といいますか、空にひびが入ります。その天井というか空が崩れ落ちる前にプリキュアたちは再び電話ボックス経由で逃げます。そのあと、ひとり残されたエリシオに、ノワールが「このくらいのひびなど、たいしたことない」と言って、今回の「心の闇の世界」の話は終わります。

ラストは、プリキュアたちが病院前にキラキラパティスリー(キラパティ)を移動させ、雪でつくった「かまくら」形にして、そこにみくを誘います。その「かまくら」のなかで、あきらが丸いトリュフ型のホワイトチョコ2つをくっつけて、雪だるま状にして、みくといっしょに食べる・・・という形で締めくくりましたね。

なお、予告編を見ると、来週はゆかり=キュアマカロンが中心になる話ですね。あきらも高校卒業後の進路の話がでましたが、おそらくゆかりもそんな展開になるのではないかと。予告編でも「かわいがられるばかりのネコではいられない」とか、そんな感じのセリフが流れていましたので。もしかして、留学でもするのかな??

ということで、今日のプリキュアの話、終了です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする