tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

禅語 白珪尚可磨

2012-03-23 18:19:59 | 禅語今昔
午前中からの雨模様。一雨ごとの暖かさ・・・になりますか。

禅語今昔も暫く書いていないようでしたので、今日は「禅語」です。



白圭珪尚可磨(はっけいなおみがくべし)ですが、珪とは貴重な玉(ぎょく)の事で、元の「詩経」では、「白珪が瑕(きず)ついたとしても、磨けば元に戻るが、言葉を言い損なうと取り返しがきかない」という意味であった。

これを誰かが「完全無欠の玉でも更に磨くべきである」と作り変えたのであろう。(禅語百科 淡交社刊)

その誰かが未だに分からないそうで、今では、その誰かの変えた方が一般的になっている面白い例かも知れません。

総てのものに完成「これでよし」という事は有り得ない、一生懸命精進しましょうといった意味でしょうか。


コメント (2)
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