tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

オケラという奇妙な名の花

2011-10-13 18:33:07 | 日常雑感
今日も穏やかな過ごしやすい一日でした。
友人の作陶展へとデパートに行って見ると、朝早いのに20人くらいの人で賑わっておりました。こんな調子で最終日まで行くと良いのですが・・・・。

デパートでは、このような催しを毎週のように開催しておりますが、人集めの一環である事は言うまでもありません。そして、デパートの上階で行うのは、シャワー効果を狙っているといわれております。上の階から降りる祭に、「何かを買ってくれる。」事を期待しているのだそうです。

さて、今日は我家に咲いたオケラ (朮)を紹介いたします。



昔から、「山でうまいのはオケラとトトキ」言われている通り、5~6センチに伸びた新芽を、ゆでて和え物にしたり、天ぷらにしたりすると、春の美味しい息吹を口いっぱいに感じさせてくれます。

名前の由来ですが名前も珍しいけれど、漢字も珍しいと思います。そして、諸説がありますがこれという決定的な説はありません。
①葉が蓑(みの)、花が漁具の筌(うけ)に似ていることからとする説。
②軟毛をまとった若芽を、昔の雨具である朮〈うけら〉に見立てた説。 
 (秋田では蓑のことをウケラという)
このように色々ありますがこれといったものはありませが、万葉の昔から華やかではないが清楚な白が好まれて万葉歌にも詠われております。

キク科オケラ属
オケラは、本州、四国、九州に分布し、日当たりが良い乾いた草原や林内に生える多年草です。草丈は30cm~1mほどになります。



花は9月~10月、ちょうど今ごろです。この花の特徴は何と言っても、花のまわりを囲んでいる部分の「苞(ほう)」の形が、魚の骨のように見え、それとは対照的な真っ白い花が印象的な花です。
今頃の草原を歩けば必ずと言って良いほど目に止まります。地味ですが人目を引き付ける何か強い力を持っているように思います。

コメント
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