tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

先生と一緒のお稽古は・・・

2014-09-05 19:09:42 | 茶の湯
9月5日(金)
不安定な天候が続いております。
京都では記録的な大雨が降ったそうですが大丈夫でしょうか?こちらでも夜になってから雷を伴った雨との予報です。

今日は一ヶ月ぶりの自宅でのお稽古です。
昨日掃除は終わっておりますが、もう一度サッと掃除を済ませて、床の間に掛け軸とお花を飾ればすべての準備は完了です。

   

   花
さて?軸は何にしよう・・・と考えてそろそろ稲の刈り入れ時ですので「和気豊年兆」を掛け、さて、お花を採って来て生けようと表に出たところに
お菓子屋さんが元気よく入って来ました。

お菓子屋さんが持って来てくれたのは、ウサギの形をしたおまんじゅうでした。「8日が十五夜ですので・・・」ということでした。
お菓子屋さんが帰った後で、大慌てで軸を変えました。

   

   床の間

「清風払名月」です。

鎌倉円覚寺の別峰老大師の揮毫した軸です。
すでに何度となく書いておりますが、私の先生が別峰老大師と親しかったので、老師の八十八歳の米寿を記念して揮毫していただいた思い出深いお軸です。

先生がこの時期になると、「あの軸やらなければよかった」とニコニコしながらぼやいていたそうで、先生の思い出がいっぱい詰まった大切なお軸でもあります。

禅語ですから、それなりの深い意味があるのでしょうが、お茶室に掛ける時は、やはりこの時期が一番ふさわしいように思います。
今日明日は先生と一緒にお稽古です。

先生が床の間の前に座っているような気がいたします。




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コメント
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