tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

食材は「安い物ほど手が掛かる」といわれ・・・

2014-01-09 17:08:03 | 日常雑感
1月9日(木)
気温の上がらない寒い一日でした。
ましてや、強い北風ですので一層の寒さを感じます。

昼食後、初釜の祝膳の買い出しに行って来ました。
ごぼう、里芋、かんぴょう、牛肉、鳥の挽肉など買い、当日用のお刺身と焼き魚に使うお魚を頼んで来ました。



里芋

食材は「安い物ほど手が掛かる」と言われておりまして、これからじっくりと手を掛け加えながら料理して行こうと思っております。

この里芋も綺麗に面を取りまして、ゆっくりと煮てゆくとホクホクとした美味しいお芋さんに代わって行きます。
かんぴょうは、牛肉の昆布巻きを結ぶのに使います。

鶏肉は団子にしてお椀に使います。そして、ごぼうはたたきごぼうにと代わって行きます。
和食はこれらの何でもない食材を使って、見た目も、味わいも、食べた人達の誰もが「美味しい」という料理に生まれ変わって行くものだと思っております。

和食も昨年12月4日に、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
これを機に、和食の需要がたくさん増えることを期待しているようなコメントがよく聞かれましたが、私たち日本人の口に合った食べ物は、私たちが子供のころから食べ親しんだものが一番で欠かせないはずです。

これからも、手間を惜しまず、何でもない食材を美味しくいただくことを考えながら生活してゆきたいと思っております。

コメント
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