今朝、息子を今年最後のショートステイに預けてきました。
年末だし、いろいろたくさんやることがあって、息子が居ないうちにやっておきたいことは山ほどあります。
でも今日ぐらいは少しゆっくりしたくて、最近フロアをリニューアルした某商業施設へ行きました。
そこで、たまたまフロアのプランが変わって困っておられるような視覚障害の男性が目に留まりました。
すぐに声を掛けてみたら、エレベーターの位置がわからないということだったので案内しました。
6階に行きたいと仰るのだけど、エレベーターは3機あるのに人出も多いしなかなかやって来ません。
その間、その男性と少しだけ会話が出来ました。
「今日は買い物に見えたのですか?」と問われたので、障害のある息子をショートステイに預けて今日は息抜きにここに来たことを告げました。
普段の私なら、時間に追われているので乗られるまで見届けることが出来ないかもしれないけど、今日は違います。
やっと来たエレベーターに乗ってもらうと、今度は中に乗っていた方が「何階ですか?」と声を掛けていました。
時間のゆとりがあるのは、豊かなことだとしみじみ思いました。
実は、私の夫が視覚障害者をメインにした福祉事業所を運営しています。
事あるごとに話を聞いていたので、私には無意識のうちにアンテナが立つようになっているのでしょう。
そして夫がその仕事をやろうと決めた意味も改めてわかった気がしました。
たった二日間でも時間が十分に与えられたことがありがたく、嬉しいと思います。
先日はお葉書をありがとうございました。
さて、ショートステイという制度。
介護する側からすると、やはりレスパイトという意味からとても大切だと思います。
そうでないとやはりしんどくなってしまいますね。
桜子さんが視覚障がい者の方に目がいったのは、やはり気持ちにゆとりがあったからですね、本当に。
きっと桜子さんの優しさに触れて、その方もとても嬉しかったと思います。
ほんの少しでしょうが、一人の時間を過ごすということで、また息子さんが戻ってきたとき、充電100%で向き合えますね。
お便りもありがとうございました。
もう10ヶ月ほど行動援護を引き受けてくれる事業所がなく、今年はとってもキツい年でした。
しかし、ショートステイは少なくともひと月に2泊は取れていましたので有り難かったです。
いつまで手元に置いて世話が出来るかどうかわかりませんが、何が息子や私にとってベストなのかをいつも観察しながら過ごして行こうと思います。